窓口支援事例
株式会社増田製粉所
商標営業秘密・ノウハウ海外展開

海外ブランド展開、海外商標権利取得

企業情報

所在地
兵庫県神戸市長田区
ホームページ URL
http://www.masufun.co.jp/
設立年
1908年
業 種
精穀・製粉業
従業員数
140人
資本金
50,000万円

企業概要

当社は、神戸に所在する100年を超える老舗小麦粉メーカーです。宝笠印の小麦粉・ふすま等製粉と製麺・卸を行っています。 
■おすすめ商品
宝笠印 小麦粉シリーズ
兵庫県産小麦粉シリーズ
■業務用小麦粉 菓子用、パン用、麺用
■家庭用小麦粉 菓子用、パン用、麺用

自社の強み

当社は、常に追い続けております製菓用小麦粉のメインコンセプトとして「できるだけグルテン形成が少なく、また泡立て気泡を優しく包んで壊さないもの」ということを、大正初期の時代からの秘伝として独特の粉作りを引き継ぎ、さらに改良を重ねて参りました。単によい小麦粉だけでなく、美味しいお菓子や、お料理のできる素材として優れた小麦粉作りに懸命に取り組み、製菓・製パン・製麺などの二次加工のお得意様、ならびに消費者の皆様にご満足していただける製品の供給を心がけてまいります。

一押し商品

■特宝笠

当社は100年を超える歴史があり、宝印小麦粉はその歴史の中で培った技術で一粒一粒ていねいに製粉した粉です。

グルテン量が少なく、泡立てた卵の一つ一つの気泡を壊しにくい特長があります。スポンジケーキなど、ボリュームが大きくソフトで軽く、しっとりと仕上がります。スポンジケーキ、マドレーヌ等、しっとりとした焼き上がりとソフトな口当たりを求める製品に最適です。

知財総合支援窓口活用の概要(記:窓口担当者)

窓口活用のきっかけ

同社は、兵庫県の食品関係団体からの紹介で、兵庫県知財総合支援窓口に、製品ブランドロゴの相談に来られました。企業のグローバル化が叫ばれている中、海外展開を考えて、商品の名称、ブランドロゴの海外展開を考えています。アジア(中国、韓国、東南アジア等)で商標権をどのように取得すればよいのか。海外向けの商標ブランド戦略について支援を行うことになりました。

最初の相談概要

外国での商標権の取得、商標の国際登録制度の概要について説明しました。権利を取得したい国の特許庁へ直接出願する方法、マドプロに基づき複数の国に一括して出願する方法があること説明しました。商標等産業財産権について属地主義であることを説明しました。具体的な海外展開に応じたブランド戦略、商標権取得等について、知財専門家弁理士を派遣することがよいと判断しました。

その後の相談概要

知財専門家派遣(弁理士による専門指導)を行い、海外でのブランド保護の重要性、商標の選択について、対象国の中で中国系国民がメインである場合は、商標中の漢字の意味合いやイメージが日本におけるそれと異なるか否かの検証、マドプロと直接出願の効果的な出願等について認識できるようにまでなりました。

窓口を活用して変わったところ

アジア5カ国において商標出願し、随時権利化されています。海外進出にあたり、品質を保証するブランドの保護ができました。海外商標だけではなく、技術面においても知財を重要視するようになり、社内規程の整備やノウハウ保護等についても取り組みを強化するようになりました。


企業からのメッセージ

アジア5カ国において商標出願し、随時権利化されています。海外進出にあたり、品質を保証するブランドの保護ができました。海外商標だけではなく、技術面においても知財を重要視するようになり、社内規程の整備やノウハウ保護等についても取り組みを強化するようになりました。

窓口担当者から一言

事業展開に応じた形での海外ブランド戦略の支援、知財専門家弁理士の専門指導を受けられ、海外商標の重要性を認識していただいたことをたいへん嬉しく思います。今後も、海外ブランド戦略を推し進めて、品質保証、ブランド力の向上に対して支援していきたいと思います。 (孝橋 敦司)

海外ブランド展開、海外商標権利取得(166.2 KB)

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掲載年月日:2014年3月17日

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