当社は造園緑化、芝生管理、草花育成、生物育成、安全木登り用具の開発、安全器具販売を行っている兵庫県尼崎市に本社を置く会社です。当社は生き物として植物を扱える人材の育成をもモットーにお客様のご要望に応えていくことを目指しています。
当社は、国土交通大臣許可造園工事業の免許を保有している他、尼崎造園事業協同組合、兵庫県造園緑化組合連合会、一般社団法人日本造園組合連合会(造園連)、全国1級造園施工管理技士の会(一造会)の会員として活動しています。また、社員は1級造園施工管理技士、1級造園技能士、樹木医をはじめとして多数の資格を保有して、お客様に安心して仕事を任せていただける体制をとっています。
造園工事において作業員が樹上(2m以上の高所)で枝の剪定を行う際、通常、安全帯を枝に掛けて作業を行っていますが、フックを掛ける枝の強度が分からないこと、移動時に安全帯を外していることなどにより、安全帯を装着していても落下の危険性があります。当社は、作業の安全を第一と考えて、安全帯の固定先を幹の多段に設置し、万一の時にも地上への落下を防ぐとともに、安全帯のフックの盛り替えが不要で、安全帯を常時固定先に繋げておくことができるシステムを開発しました。
同社は、安全な樹木管理を目指した特許を今まで出願した経験をもっています。新しいアイデアを出願しようとして、特許事務所に依頼したところ、発明者の意図とは開きのある請求項案や明細書案が送られてきましたので疑問を解決するため知財総合支援窓口を利用することになりました。
同社は、安全な樹木管理を目指した特許を今まで出願した経験をもっています。新しいアイデアを出願しようとして、特許事務所に依頼したところ、発明者の意図とは開きのある請求項案や明細書案が送られてきましたので疑問を解決するため知財総合支援窓口を利用することになりました。
知財総合支援窓口が相談者と共同して発明の技術内容を技術要素に分解し、それらの優先順位付けを行いました。次いで、請求項に盛り込む技術要素を明確にする支援を行いました。また、発明者の意図を明確にした発明内容と特許事務所から示された明細書案の違いを特許事務所に伝え、修正案を作成していただきました。再度、知財総合支援窓口を訪れ、修正案について、明細書、請求項への確認支援を要望されました。
同社は、発明者が意図した内容の出願ができたことを、非常に喜んでいます。より安全な樹上作業を提供できるような装置を開発されることが期待されています。
知財総合支援窓口を利用することによって、セカンドオピニオンとしての意見が聞け、特許の取得・活用に非常に有益であることを体験しました。知財総合支援窓口では、気軽に相談に対応していただけるので、知財活用をお考えの企業は利用されることをお勧めします。
同社は、樹上作業の安全改善を長年の経験に加えて技術的見地から客観的に評価し、自ら方法の具現化を目指した器具の開発を手がけるなど、知財活用に意識の高い企業です。このような企業の役に立てたことを嬉しく思います。 (日裏 久英)
高所作業用墜落防止器具の出願支援(156.1 KB)
掲載年月日:2014年3月17日