国産レモン生産日本一の瀬戸田で2008年個人事業主として創業。瀬戸田を元気にするためにスタートした檸檬菓子工房で作るレモンケーキが大ヒットし、2012年株式会社パティスリーオクモトを設立。2016年社名を(株)島ごころに変更。レモン菓子の他、ジャム等を販売しています。
◆2011年、第51回全国推奨観光土産品審査会にて『日本観光協会会長賞』◆平成23年度 優良ふるさと食品中央コンクール 農林水産省食料産業局長賞 受賞◆フード・アクション・ニッポンアワード2013審査員特別賞受賞◆平成26年度ひろしまグッドデザイン賞受賞
「瀬戸田レモンを活用した洋菓子開発と特色あるお店づくり」をテーマに広島県経営革新計画に承認され、「瀬戸田レモンを活用した新商品の開発と販路開拓」をテーマに広島県過疎地域小規模企業等活動支援モデル事業に採択されました。
瀬戸田をレモンで元気にしたいという思いから、瀬戸田を愛する農家で採れたレモンをたっぷり使用し、瀬戸田にこだわった商品を販売しています。「瀬戸田の価値ある産物を磨きに磨き、光輝く宝物として全国の皆様に提供し続けること」がモットーです。
瀬戸田で採れたレモンがいっぱい入ったレモンケーキ「島ごころ」が一押し商品です。
特徴となっているレモンの香りの秘密は、生地に練りこむ特製のレモンジャムです。レモンジャムはレモンの香り成分・リモネンは含まれている果皮のみを使用して、香り成分を逃がさないための重要な工程が丁寧に果皮を切り取ることです。 手作業でしかできない手間を重ねることで、レモンの香りと旨みを最大限に引き出したレモンケーキが生まれました。
同社は、自社で商標登録出願したいとのことで、商工会議所にて制度や出願手続きについて支援を受けられ、商標出願されました。
しかし、同社が既に自社で販売しているレモンケーキの名称をそのまま商標出願をしたところ、他社の類似商標が登録されていて、拒絶査定となりました。その拒絶査定に対してどのような対応を取ればいいかということで、相談に来られました。
このときには、当事業の専門家派遣制度を紹介し、専門家から「現在使っている商標は商標侵害となる可能性が高い為、名称を変更して商標登録することが望ましい」とのアドバイスを受けられました。
同社は、商標登録ができたことで、安心して商品の販売が行えるようになりました。
また、菓子という商品の特性から、創作菓子には独創的なネーミングを付けたブランド戦略が重要であることに気づきました。
そのためには、自社でも出願できるようにしたいとのことから、出願手続き環境を整える支援を行い、自社でインターネット出願ができるようになり、既に、20件の商標登録を実現しました。
商標登録することで安心して商品の販売が行えるようになりました。商標登録した、「島ごころ」レモンケーキの累計販売個数は2013年12月末で160万個を超えました。フードアクションニッポン審査員特別賞等様々な賞を受賞し、メディアでも広く取り上げられています。販路も拡大し、広島の新銘菓として好調な売れ行きを続けています。
商品を販売したり事業を開始するにあたり「知財」は大きな意味を持つと思います。知財総合支援窓口は無料相談なので気軽に相談出来る窓口です。問題になってからの相談より早めの相談をお勧めいたします。
何でも前向きに取り組まれている企業さんでインターネット出願もすぐにマスターされました。瀬戸田を大事にしたいという思いが「島ごころ」というネーミングにぴったりマッチした商品と思います。今後も新商品を開発されると思いますので当窓口で引き続き支援出来たらと考えています。 (森本 理子)
レモンケーキの商標支援(572.6 KB)
掲載年月日:2014年12月 4日
更新年月日:2022年1月24日