窓口支援事例
有限会社原技研工業
特許

マンホール夾雑物除去装置の権利化支援

企業情報

所在地
群馬県前橋市
ホームページ URL
http://www.haragiken.jp/
設立年
1987年
業 種
機械器具設置業他
従業員数
3人
資本金
500万円

企業概要

当社は、水処理設備の設計施工を主とし、浄水場施設、下水処理場施設などの機器の交換等を設計及び施工をしています。
また、お風呂やプールなどのろ過機の設計施工、およびメンテナンス業務も併せて行っています。
当社は、水処理を専門に取り扱っているので、新たな水処理製品等の開発も積極的に行っています。

自社の強み

当社は、施工するにあたり、まず必ず図面を製作するところから始めます。
現場の状況を測定などしながら、図面上で最適な施工方法を検討し、現場での作業を減らすことにより、現場での事故防止にもなっていると考えています。
当社は、設計から施工、メンテナンスまでを少人数でこなすことによりフットワークの軽い会社となっています。

一押し商品

(特許出願中)KZキャッチャー
マンホールポンプ場では、夾雑物によるポンプの故障が多く起こっています。これを解決するために、ポンプ場内で夾雑物を除去する設置、引上げが容易にできるシンプルな装置を開発しました。
試作品ではあるものの群馬県内某所で試験的に導入していただいたポンプ場では、夾雑物の捕獲に成功し、通常であればポンプに巻き込み故障につながる異物を事前に除去できました。

知財総合支援窓口活用の概要(記:窓口担当者)

窓口活用のきっかけ

同社は以前よりろ過設備の設計、施工及び上下水道設備の設計施工等に係る業務を営んでおりますが、売上拡大のためには、競合他社との差別化を図る必要があると考えて、当初より技術研究開発を重視し、最近は技術開発の成果を特許出願して権利化を目指しているため、今回もその一貫としてマンホール夾雑物除去装置に関する発明を権利化するために窓口へ相談に来所されたのがきっかけです。

最初の相談概要

同社は以前から自社で特許出願書類を記載して出願をしています。今回も同様に出願書類一式を作成し、当該明細書等の記載方法について窓口に相談に来られました。そこで特許要件を満たすために特許請求の範囲及び明細書の記載方法について検討を行いました。

その後の相談概要

2回目の相談では、前回の検討の結果を踏まえて、特許出願書類が整ったので、電子出願により出願することを希望されました。同社は、窓口でアドバイスを受けながら電子出願手続を完了されました。

窓口を活用して変わったところ

同社は、群馬県がものづくり産業のさらなる発展のため設けた「一社一技術」の対象として、ろ過設備がその選定を受けるなど従来より積極的に自社のコア技術を研?しています。最近は、さらに知的財産による権利化を目指すことにより、他社との差別化を図り営業活動を行うようになりました。


企業からのメッセージ

「特許出願は難しい」とお思いの方が多いと思いますが、まず相談に行くことで書類の作成方法について丁寧に教えていただけます。多少の時間の余裕があれば相談は無料で行えるので、活用しない手はないと思います。

窓口担当者から一言

同社は、積極的に技術開発し、それを特許出願しています。さらに、ホームページ等に当該特許発明について「特許出願中」と表示し積極的に営業活動を行っています。今後も総合支援窓口の機能を最大限活用して当該特許出願の権利化および活用に関して支援し、事業がうまく成功するようにお手伝いしていきます。 (五十嵐 雅夫)

マンホール夾雑物除去装置の権利化支援(909.3 KB)

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掲載年月日:2015年3月20日

更新年月日:2018年2月 1日

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