当社は、様々な床を滑りにくく綺麗に保ち、しかも安全で強力な抗菌作用を持つ床コーティング剤の施工を行っている会社です。その高い性能をご評価いただき、大手商業施設、福祉介護施設、病院、ホテル、旅館、幼稚園、保育園、学校、お寺から一般家庭まで、幅広いお客様にご採用いただいております。
当社は自社開発のコーティング剤、処理剤を使用すると共に、全ての案件を自社スタッフが施工しております。この為、ご発注いただいた全てのお客様の床は同一基準で処理されており、その品質には絶対の自信を持っております。また、お客様の都合に合わせ、柔軟な対応が出来るのも少人数精鋭主義の当社の強みです。
当社一押しの床コーティング剤が「プラチナ・プレミアムコート」です。このコーティング剤は、日本で初めて、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)、黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオ菌、大腸菌という5種類の菌に対する抗菌性が検査機関により認められたものです。さらに先日、ノロウイルスの不活化試験をクリアしました。しかも「プラチナ・プレミアムコート」は、これらの強い抗菌力に加え、高い光沢を持ちながら滑りにくく、長期耐久性に優れています。この為、商業施設やオフィスでは、清掃コストの大幅な削減を実現しました。さらにノンアルデヒドで、おもちゃの塗膜規格試験もクリアしておりますので、お子様やペットがいる環境でも安心してご利用いただけます。また介護保険の住宅改修にも適応しています。
新たに開発した天井や壁を抗菌処理する処理剤のネーミングを、自社で商標出願されたところ拒絶理由通知書が届き、その対応についてご相談いただいたのが窓口を活用いただいたきっかけでした。
2件の自社出願商標に対し、特許庁より拒絶理由通知が送付され、その対応をご相談いただきました。すでにそのネーミングで多くの検査機関の試験を受けてしまっており、多額の予算を使っていたことから、何とかしたいとの強いご要望でしたが、拒絶理由を確認させていただいたところ、その解消は極めて困難と考えられるものであり、また、出願区分の選定にも問題があると考えられました。そこで、専門家(弁理士)の支援を受けることを提案しました。
専門家支援の結果、やはりネーミングを変更して出願し直すことに決定しました。しかし、ネーミングの考え方についてアドバイスを行い様々な案をご検討いただいたものの、過去にネーミングを検討された経験に乏しかったことから、登録性の高いネーミング案が中々出て来ませんでした。そこで、専門家と共に経営者、スタッフも交えたキーワードの抽出を目的としたブレーンストーミングを実施。その結果「サンテクガード」というネーミングに辿り着きました。これは「三和のテクノロジーでガードする」という意味です。その後、このネーミングは代理人を介して商標出願され、見事登録査定となりました。
商標出願における事前調査の重要性を良くご認識いただくと共に、今後産業財産権を事業に積極的に活用していこうという意識をお持ちいただけました。また、識別力のあるネーミングの考え方や取組み方法をマスターいただけたと思います。
特許をはじめとする知財をどのように守っていけば良いのか検討している中、今回この知財総合支援窓口を利用させて頂きました。利用者側の立場に立った具体的なアドバイスを頂き大変感謝しております。今後も積極的に活用していきたいと思います。最後になりましたが、今回のご支援大変感謝いたします。ありがとうございました。
今後は事業の海外展開も視野に入れられており、益々産業財産権の活用が、重要性を増してきます。海外展開では検討課題も多岐に亘るため、引き続き事業拡大に貢献できるよう支援させて頂きたいと思います。 (中村 宏之)
壁面/天井抗菌処理剤のネーミング・商標登録支援(473.6 KB)
掲載年月日:2015年3月 9日