窓口支援事例
株式会社 菊地製作所
特許

笹かまぼこ自動整形装置の権利化支援

企業情報

所在地
宮城県塩竈市新浜町2-7-5
ホームページ URL
http://kikuchi-shiogama.hp.gogo.jp/pc/
設立年
1967年
業 種
水産加工機械製造
従業員数
10人
資本金
2600万円

企業概要

 日本の食文化は、魚と共に育まれ、近年では食育・長寿の源として見直され、世界の食文化に貢献してきました。
その中で当社は、水産加工機械の設計・開発・製造及びメンテナンスを通して、食文化や水産業界への貢献を考えております。
 当社は地元宮城名産の笹かまぼこの製造機械や三陸沿岸の水産物の加工機械を独自の技術で磨き続け、時代のニーズに応えております。また、既存の機械の見直し、客先より求められる機械開発の迅速化を図るとともに、お互いの付加価値の向上に日々尽力しております。

自社の強み

 笹の葉の形状に似せて作った笹かまぼこは、宮城県の名産品として世に多く知られている水産加工食品であり、古くから同地域においても好まれて食されてきた蒲鉾の一種です。この笹かまぼこ製造機械に関しましては、当社が唯一のメーカーであり、100%のシェアを有しております。昨今、笹かまぼこについては、味はもとより、食感が重要視される傾向が強く、当社は舌の肥えた消費者にも満足いただけるような商品を製造できる笹かまぼこ製造機械を目指し、開発を行っております。

一押し商品

 当社の笹かまぼこ製造機械の中で、昔ながらの手の平で叩いた様な柔らか味のある風合いを出せる笹かまぼこ自動整形装置があります(特許第5782598号)。この装置は、笹かまぼこのすり身を圧縮成形するために複数の円筒形ローラーを備え、ローラー母材の外周面にローラー母材より柔らかいシリコーン樹脂製の整形ロールを装着したことを特徴としております。この装置により、自動化・連続化で笹かまぼこを製造しながらも、所望の柔らか味を出すことに成功しています。

知財総合支援窓口活用の概要(記:窓口担当者)

窓口活用のきっかけ

 同社の社長が、以前個人的に自身のアイデアを権利化した際にお手伝いしたのがきっかけで、今度は会社として新規の笹かまぼこ自動整形装置を製造するにあたり、今まで疎かにしていた特許等の産業財産権へも目を向けることになったため、知財総合支援窓口で支援を行うこととなりました。

最初の相談概要

 笹かまぼこ自動整形装置を新規に開発したので特許を取得したいとの相談を受け、まずは技術内容の聴取を行った後、知財総合支援窓口としてはIPDLによる先行技術の調査方法の支援を行いました。その結果、類似の先願が数件見つかったので、本件の特許性について弁理士による判断を仰ぐこととしました。

その後の相談概要

 弁理士によると特許性が有るとの判断だったので、知財総合支援窓口で特許出願書面の作成支援を行いました。社長は以前に自身で出願書面の作成経験もあることから、さほど苦労することなく出願まで行い、拒絶理由対応を経て権利取得に至りました。現在は関連特許の権利取得に向け支援を行っております。

窓口を活用して変わったところ

 今まで、同社の主力機械に対しては競合相手が殆どいないことから、特許等の知的財産で保護するという考えがあまりありませんでしたが、今後は多角的な事業経営を考えており、経営課題を明確にしながら知的財産での自社製品の保護が重要であると考えるようになりました。


企業からのメッセージ

 当社は、今回知財総合支援窓口担当者からの助言により、特許出願から権利取得までスムーズに行うことができました。知的財産権の取得まで自身で行うには難しい点が多々ありますので、弁理士等の専門家への相談もできる知財総合支援窓口を活用する価値は十分にあると考えます。

窓口担当者から一言

 同社は三代続く笹かまぼこ製造機械製造の老舗ではありますが、現状に満足することのない探求心や異業種製造への参入を画策するなど、事業経営において社長の並々ならぬ熱意と実行力を感じました。今後発生する各種支援においても、知財総合支援窓口を一つのワンストップ窓口として利用いただければ幸いです。 (森 一英)

笹かまぼこ自動整形装置の権利化支援(726.5 KB)

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掲載年月日:2015年6月 2日

更新年月日:2020年3月16日

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