窓口支援事例
原田乳業株式会社
商標

会社ロゴマーク及び主力商品の商標取得支援

企業情報

所在地
新潟県燕市道金3040番地
ホームページ URL
http://www.harada-milk.jp/
設立年
1967年
業 種
牛乳・乳製品等製造業
従業員数
60人
資本金
2,000万円

企業概要

 当社は、創業以来、「香料・安定剤に頼らず自然の美味しさをお客様に味わってもらうこと」をコンセプトに乳製品や各種飲料・デザート類の商品開発に取り組んでいます。
原乳は、大手メーカーにも負けない合理化された工場で衛生的に加工し、検査に合格した原乳だけを加工、充填。ここでまた検査を行い、クリアしたものだけを出荷します。全ての工程に、厳しい品質チェックの目が光ります。毎日の健康を考えた生産システムの採用が、当社の自信です。

自社の強み

 当社は、主に新潟県・岩手県・群馬県産の生乳を使用しています。受け入れ時に、全てのタンクローリー毎に脂肪分、無脂乳固形分、比重、酸度、総細菌数、抗生物質を検査測定しています。
また、放射線物質についても全てのタンクローリー毎に自主的に「簡易放射線検査」を行い、行政のモニタリング状況及び関連情報の監視により、より安心安全性を確保しています。
 県内全域は勿論、首都圏をはじめ近隣県に販売網を巡らせており、新時代に対応した販売基盤も当社の誇れるもののひとつです。

一押し商品

 原田こだわりの「たまごプリン」の使用材料は、新鮮な生卵、生乳、砂糖、食塩、香料のみで安定剤、ゲル化剤は一切使用せず、蒸して固めています。
カラメルも弊社で砂糖を煮立てて作っています。

・新鮮な牛乳…厳選された新鮮な牛乳を60%以上と、たっぷり使用しています。
・新鮮な卵…とれたて卵を使用しています。
・自家製カラメルソース…砂糖と水を煮詰めて作った苦味ある本格カラメルです。

知財総合支援窓口活用の概要(記:窓口担当者)

窓口活用のきっかけ

 同社は、十数年前から製造・販売している「雪国のむヨーグルト」について、商標出願を検討しており、連携機関である燕商工会議所へ相談したところ、知財関連の相談に応じてもらえる、知財総合支援窓口を紹介されました。

最初の相談概要

 同社の「雪国のむヨーグルト」を出願した場合における登録の可能性について、調査方法の指導を行いながら説明しました。商標の類否判断については、過去の審決例等の資料を参考に、「外観」「称呼」「観念」のそれぞれの判断要素を総合的に考察して行われることについて詳しく説明を行いました。調査の結果、類似と思われる他社の登録商標があり、リスク回避のために商品名を変更することも視野に入れて、出願を検討するようアドバイスいたしました。

その後の相談概要

 同社は、「雪国のむヨーグルト」という商品名を長きに亘って使用した結果、広く一般に愛飲されヒット商品となった経緯もあり、文字のみではなくパッケージデザインにおいての商標登録を希望されました。また、同社は牛乳や飲料の他、プリン等のデザートの製造も手掛けているため、会社のロゴマークである「HARADA」についても商標登録し、自社商品を保護していくことも必要であることをアドバイスいたしました。

窓口を活用して変わったところ

 同社は「雪国のむヨーグルト」及び会社のロゴマークである「HARADA」を自社で出願した結果、2件とも登録することができました。
 今回、商標制度、商標の機能を理解し、商標権の重要性や役割について気付いたことにより、ほかの商品においても自社で出願を行う前向きな姿勢とともに生産意欲の向上に繋がる波及効果をもたらし、知財への関心が飛躍的に高まったことがうかがえます。


企業からのメッセージ

 今まで知財に関する知識や経験がない当社に対し、窓口支援担当者から適切なアドバイスを頂き、知財の重要性に気づけたことは、企業経営にとって大きな前進となり、当社の「自信と誇り」という戦力を得ることができました。みなさんも、知財総合支援窓口に一度お電話されてはいかがでしょうか。

窓口担当者から一言

「香料・安定剤に頼らず自然の美味しさをお客様に味わってもらうこと」という経営者様の熱い思いに、微力ながらも貢献したい、という思いで支援させていただきました。現在、知財が果たす役割や重要性に気づいていただけたことを非常に嬉しく感じております。今後も商品がブランド化に繋がるよう支援を継続したいと思います。 (伊藤 里子)

会社ロゴマーク及び主力商品の商標取得支援(335.7 KB)

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掲載年月日:2015年8月10日

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