当協会は、福島市の自然、温泉、景観、歴史、文化的遺産を活かし、観光・物産の振興をはかり、市民、行政及び多様な産業の連携のもと、市民が誇りと愛着を持つことができる地域社会の実現と交流人口の拡大による地域経済の活性化を目指すことを目的として設立された観光推進の中核組織です。
地元企業や大学等と連携し、観光客に対する受入態勢の整備、観光まちづくり活動の支援、コンベンションの誘致支援、地場産品を活用した物産振興並びに地域ブランド構築支援、その他の観光振興に関する事業全般を行っています。
<こでらんにdeふくしま通 福島まち歩き>
福島まち歩きは、「長崎さるく博」を手本に、長崎市の支援を得て、2013年秋から実施しています。
ガイド付きまち歩きコースは、現在、「街なか」5コース、「信夫山」4コース、「土湯温泉」1コースで予約制により真夏と真冬を除く、毎週木・金・土に実施しています。
この「福島まち歩き」はガイドの仕方に特徴があり、マップに載せてある定番の見所以外についても、ガイドが個性豊かに、自分のことばでアドリブを入れながら語ることで、参加者と一緒に楽しむことができます。
見えるものをより良く見せ、現在存在しない見えないものも、ガイドの描写力で表現し、「福島再発見」につなげています。
同協会が開催したイベントにおいて新規キャラクターの使用を開始したところ、市民に大変好評であり、キャラクターグッズ等の取扱いに関する問合せが多数寄せられたため、キャラクターグッズの商品化及び新規キャラクターの商標登録の必要性を感じ、知財総合支援窓口に問合せをしたことが、窓口活用のきっかけとなりました。
知財総合支援窓口では、新規キャラクターの商標登録出願に係る制度説明、商標調査、出願手続きに関する実務的な支援と、新規キャラクターの著作権に関する契約内容の支援を行いました。商標出願については、拒絶理由通知を受けましたが、窓口での助言等を通じて理由を解消し、登録に至りました(商標登録第5750542号)。
その後は、保有する知的財産権の維持管理体制を整備することが優先的に解決すべき知財課題と捉え、知財管理表の見直し、知財管理ルールの策定等、人材育成などを行っています。
継続的な支援により、単に知的財産権に関する知識を得るだけではなく、安心して商標の使用を継続していくために取り組むべき知財活動が、具体的、且つ明確になりました。
新規キャラクターの商標登録出願に際して、右も左も分からず相談にお伺いしましたが、分かり易い説明と的確なご指導をいただけたことで、無事、出願・登録をすることが出来ました。また、権利の維持管理についてのご支援をいただけたことで権利喪失等のリスク回避が出来ました。知財総合支援窓口は相談内容に応じた支援体制やネットワークが整っているので、知財に関してお困りのことがあれば、まずは悩まず気軽にお問合せしてみることをお勧めいたします。
自社で知財管理をしている企業様におけるご担当者様の役割は重要であります。知財管理業務は意外と手間暇がかかり、案件や保有件数が増える程、煩雑になって参ります。今後も適宜窓口をご活用頂きながら、しっかりと権利を管理し活用していけるよう頑張っていただきたいと思います。 (金澤 延人)
新規観光PRキャラクターの商標権取得支援(403.9 KB)
掲載年月日:2015年12月 2日