窓口支援事例
大平食品株式会社
商標人材育成その他

権利取得から権利行使まで商標権活用支援

企業情報

所在地
長崎県南島原市
ホームページ URL
https://www.meshidorobou.co.jp/
設立年
1971年
業 種
製造業
従業員数
41人
資本金
1000万円

企業概要

当社は、創業100年になる高菜漬、みそ、みそ加工食品、水煮大豆を始めとする
食品製造、卸売、小売業社です。
主力製品として長崎県内で契約栽培している高菜を使用した高菜漬類、
また、地元島原半島に昔から伝わる麦と大豆を主原料に数か月間熟成発酵させた
“なめみそ”「めし泥棒」があります。

自社の強み

「たかな漬」は、長崎県内で契約栽培している高菜を使用するなど地元の農産物を用いた
安全安心な食品づくりが当社の強みです。
また、商品においてはパッケージ売りのものもありますが、飲食業へ卸売の際は、
カット幅や味付けなどお客様のご要望にできる限り応じるなど柔軟に対応しており、
九州、関西を初めとする全国のユーザーからご好評をいただいております。

一押し商品

「茄子の宝漬」
茄子、胡瓜、大根、生姜をじっくりと“こうじ漬け”にしました。皮むき茄子の柔らかい美味しさ、
カリッカリッとした胡瓜、大根の食感、ピリッとした生姜の辛味の織り成す味わいは老若男女を問わず
ご好評をいただいています。(商標登録第5695456号)
 「めし泥棒」
地元島原半島に昔から伝わる麦と大豆を主原料に数か月間熟成発酵させた風味豊かな“なめみそ”です。(商標登録第1146465号)
このめし泥棒の上に、スライスした長崎県・島原産若生姜がど~んと乗った「めし泥棒 厚切り生姜」が今、人気です。

知財総合支援窓口活用の概要(記:窓口担当者)

窓口活用のきっかけ

同社は、以前から窓口を活用し多数の商標権を取得しておられますが、今回は同社が以前出願し拒絶された主力商品名称を、
窓口を活用してなんとか商標登録できないかとの思いから知財総合支援窓口にご相談いただいたのがきっかけです。

最初の相談概要

最初の相談は、現在使用中のパッケージデザインで出願しようと思っているとのことだったので、弁理士を交え
実際に使用されているパッケージのどの部分で権利化を目指すかなどの検討を行いました。
この際、同社の商品戦略に沿いつつ、広い権利範囲を確保するための提案を行い、文字のみで出願されることになりました。

その後の相談概要

その後、拒絶対応などサポートし、無事商標登録することができました。
商標登録後も、他者の権利侵害に対する警告、前社長個人名の登録商標の移転登録、主力商品の図柄の商標出願など多岐にわたり
ご相談いただき支援を継続中です。

窓口を活用して変わったところ

主力商品の商標権の取得により、安心して事業展開できるとともに、今回初めて権利行使を行ったことで登録商標の効力について実感されました。
さらに、支援の場に社長だけでなく従業員の方も加わっていただくことで、登録商標が同社の財産である認識が高まったと思われます。


企業からのメッセージ

商標権取得及び商標権の権利侵害について相談させていただきました。窓口担当の方や知財専門家の方のアドバイスを受け、商標権取得、
他者へ権利行使し当社商品を守ることができました。
商標など知的財産に関することは、知財総合支援窓口への相談をお勧めします。

窓口担当者から一言

「茄子の宝漬」や「めし泥棒」など我が家の食卓にも登場する商品を製造販売されている同社を支援できることは、
相談担当として冥利に尽きます。
今後も同社の知財相談窓口として長くサポートさせていただきます。 (坂本 亜希)

権利取得から権利行使まで商標権活用支援(714.7 KB)

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掲載年月日:2016年4月27日

更新年月日:2021年8月 3日

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