当社は、大正11年の創業以来、靴下一筋の製造を行って参りました。近年の繊維産業は、アジア諸国の台頭で国内は空洞化が進んでいますが、私どもコーマは大阪府松原市の自社工場において、誠意努力怠ることなく、日本国産の機能的ソックスを開発生産しています。私どもは、靴下も進化すべきと考え、数年の開発を経て、3DSOXなどさまざまな機能を有した靴下を開発しております。
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「開発」し続けること。
コーマは未来にチャレンジします。
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「開発に生きる」を基本理念として、生活アイテムのひとつである靴下をもっと見つめ、「靴下の文化」を創造するメーカーとして、いまの時代に即した靴下の研究開発に日夜励んでいます。
当社独自の3D SOX(3次元立体構造)システムを採用。
このため、生地の伸縮性のみによるフィッティングである従来の筒状のソックスとは違い、足の膨らみなどの特徴を立体的側面から捉えた設計、 運動時の筋肉の動きや機能性に合わせた編み構造が生み出すフィット感とサポート力はアスリートのパフォーマンスを向上させます。
商標「FOOTMAX」:第5047385号
同社は、ソックスの製造販売会社であり、近年は自社ブランド化を展開されています。創業90年の老舗企業です。開発中の製品について国内外の特許の権利化が可能かどうかについて知財総合支援窓口に相談があり、知財総合支援窓口の支援担当者による訪問支援を行ったのがきっかけです。
同社から、ソックス特許の国内外出願戦略について相談を受け、知財総合支援窓口の支援担当者による訪問支援を行いました。
特許や意匠相談を受け、弁理士同伴の訪問支援を行いました。同社は特許事務所に依頼していますが、一部は自社出願したいとのことで支援要請を受けました。弁理士による戦略的な特許や意匠出願、さらにブランド力強化に対してはブランド専門家、経営的視点による支援は中小企業診断士、さらに外国出願戦略については海外知的財産プロデューサーや弁理士などが、それぞれ窓口支援担当者と連携して支援を行いました。
同社は、もともと知財の重要性を理解されていましたが、本支援を活用されることにより、一層知財について関心をもたれるようになり、重要性を把握されました。さらに契約書関係についても弁護士による支援を行うことにより、幅広い知財活動が行われています。
当社のような中小企業は、知的財産権の専門家が不足しており、その対応になかなか時間を割く事ができないのが実情です。しかし、知財に時間を割く事を疎かにするとせっかく開発した製品も、すぐ摸倣されてしまいます。そこで知財総合支援窓口を有効活用することによって、知的財産権を活用しなければならないと思います。
同社から、特許や意匠の出願相談を受けたとき、機械的に処理するのではなく、相談者の事業戦略に沿って経営貢献ができる支援を検討しました。自社ブランド化を推進されていることから、特許・意匠だけではなくブランド戦略などについても専門家の活用により、経営に即した知財活用の支援を行うことが出来ました。 (上村 孝二)
知財を活用した事業展開について(126.1 KB)
掲載年月日:2016年5月 2日