窓口支援事例
株式会社タハラ
デザイン人材育成社内体制

オリジナル階段の開発

企業情報

所在地
広島県廿日市市木材港北15-1
ホームページ URL
http://www.wood-tahara.co.jp/
設立年
1985年
業 種
製造業
従業員数
90人
資本金
1000万円

企業概要

当社は、インテリア住宅建材の製造・販売を行なっている会社です。
その中で、階段に特化して事業を行なっております。
階段は、今まで昇り降りの道具としか見てこられませんでした。
しかし、現在ではリビングから昇り降りする階段が増え、デザイン性を求められることが
多くなってきました。
お客様の要望も多種多様になっています。
その、要望に応える為に日々努力しております。

自社の強み

当社の強みは、現場主義です。
お客様の要望をお聞きし、それに対してプロの目線で提案をさせて頂きます。
そういった、打ち合せ・意見交換をさせて頂き、お客様の満足いくものを納品させて頂いています。
階段に特化することで、階段に対する知識・経験の蓄積があるので様々な提案をさせて頂く事が
できます。

一押し商品

新商品のひとつでサーフといいます。桁の下側をウェーブにして波をイメージし、段板はサーフボードの形に加工しています。サーフィン好きの方にお奨めの商品です。
このように、今までになかったものを形にして、お客様に「こんなこともできるの?」と思って頂き、興味を持って頂きたいと思っています。

知財総合支援窓口活用の概要(記:窓口担当者)

窓口活用のきっかけ

知財アドバイザーが事業説明を行うために訪問しました。過去、外部に発注していた階段のデザインを自社で開発することになり、新商品開発室を立ち上げられたところで、商品開発について知財総合支援窓口の支援を受けたいとの要望があり、窓口支援担当者が訪問を行うことになりました。

最初の相談概要

グッドデザイン賞応募商品の候補を絞り込むため、デザインについて相談したいとの連絡を受けました。経営者、社員数十名が集まった開発会議に出席し、まずは商品開発における知財の重要性について助言を行いました。またデザイナーを派遣し、デザインのポイント等についてアドバイスを行いました。

その後の相談概要

出願経験がほとんど無い企業なので、社員に知財の重要性を知っていただくため、知財の基礎教育を行いました。社長は過去、階段の加工方法の名称について商標登録を行い、活用出来なかったことで、知的財産については自社の事業にあまり関係無いという意識でしたが、弁理士を派遣し、権利取得についても、会社の営業的・技術的アピールとしての活用場面もあるし、金融機関への融資条件として評価されることも考えられていること等活用方法を説明しました。

窓口を活用して変わったところ

専門家の意見を伺うことで、今までになかった商品に対しての見方・考え方を学ぶことが出来ました。
また、知財というものを知る非常に良い機会となりました。
経営者が知財を意識した事業運営を行うことになり、商品開発を行うに当たり必要となる先行調査を担当する知財兼任者を新たに置くことになりました。
自社で先行技術調査を行うことで他社の権利侵害を回避し、事業上のリスクを低減することで、新製品の事業化推進の体制を構築することが出来ました。


企業からのメッセージ

非常に親身になって対応して頂けます。専門家の知識も活用でき、非常に満足しています。
少しでも知財に対して興味を持っておられるなら、活用すべきだと思います。
知財に対しての意識が変わります。
知財の活用方法・リスクを知っているのといないのでは、大きな差になると思います。

オリジナル階段の開発(170.9 KB)

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掲載年月日:2016年6月 3日

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