窓口支援事例
有限会社ロイヤル 
商標ブランド

商標登録をバネに洋菓子事業拡大

企業情報

所在地
山口県
ホームページ URL
http://www.so-royal.com/
設立年
1973年
業 種
菓子製造業
従業員数
15人
資本金
300万円

企業概要

 当社は昭和48年創業の宇部市にある洋菓子店
主要販売商品:ブランデーケーキ、アップルパイ、創作もち菓子「おもちnoきもち」等多数
店舗数3店舗(南小串本店、BBHOUSE、菓子工房 yakushiji)

自社の強み

 商品企画、製造、パッケージデザイン、販売促進までを、小さいながら自社で完結できることです。
 そのため、商品ごとの多面的な展開が可能です。現在は、自社の看板商品「ブランデーケーキ」を東京の百貨店を中心にロイヤルのオリジナルの焼き菓子として販売を展開中です。昨年、ドイツのG7サミットの日本のお土産として各国の首脳に送られた和酒を使ったお菓子「和酒彩菓田楽庵」と、そのベースになった60年変わらぬ製法で作り続けているブランデーケーキが自社の基幹商品です。

一押し商品

 創作もちパイ「おもちnoきもち」を自社店舗で焼き立て販売しています。また、姉妹品としてオリジナルのレシピに変換した「モチペッコ」の、焼く前のものを冷凍で各協力店に卸販売し、各協力店で焼き立て販売しています。

知財総合支援窓口活用の概要(記:窓口担当者)

窓口活用のきっかけ

 商標登録出願したが、他人の登録が引用されて拒絶になり、その対策で相談に来られました。

最初の相談概要

 宇部市が推進する「ブランド協議会」に、看板商品として売り出されているパイ菓子「おもちnoきもち」という商品を提案したいが、商標登録ができずに困っていました。専門家(弁理士)を招いて、協議会の方々を含めた商標制度の勉強会を行い、ロゴマークの出願などについて専門家から商標登録のアドバイスを受け、約4年間かけてようやく登録にこぎつけました。(商標登録第5828903号)

その後の相談概要

 宇部市のブランド認定をきっかけに育成助成制度に認定され、新店舗の開設ができました。商品戦略についても、支援窓口のブランド専門家のアドバイスで、トップ商品・ボリューム商品・新商品開発と商品ごとの位置づけを明確にすることで、事業拡大の方針を決めることができました。

窓口を活用して変わったところ

 同社は、最初は商標登録出願しても登録できずに、苦労されていました。勉強会や、自社出願を増やしていくなかで、制度や審査基準の勉強をされ、今では知人・友人に説明されるまでに修得されました。
 新商品については、まず、自社で商標登録してから販売展開するというスタイルが身に着きました。
 地域特産品の六次産業推進にも積極的に参画されています。


企業からのメッセージ

 事業規模拡張に向けて販路拡大を図る際に、今まで地元で販売していた商品の商標の問題で、計画にブレーキを掛けることになりました。焦りました。商標制度を知っていれば、こんな失敗はなかったのにと思うと同時に、この時点で知ることができてよかったとも思っています。教えていただいた窓口担当者に心から感謝しております。それからは、窓口担当者に相談しながら商標登録をし続けております。 
 これは、商品の販売をする中小零細企業を守る保険のようなものだと理解しているからです。

窓口担当者から一言

 菓子商品を販売するうえで、ネーミングとその保護がいかに大切かを、体験して身に付けられました。今では、新商品を発表される前に、商標登録されるようになりました。
 これからも、地域活性化のリーダーとして活躍されることを期待しています。
(小柳 正)

商標登録をバネに洋菓子事業拡大(357.2 KB)

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掲載年月日:2017年1月12日

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