① 各種音読講座の開講
*滑舌トレーニング講座 *深読み会(朗読、読み聞かせ講座)*脳活音読教室
*地元新聞社 岩手日報カルチャースクール『脳の体操』音読教室 他
② 検定事業(滑舌能力検定の運営・実施)*2015年新規立ち上げ
③ 講師派遣 *司会 *出張講座など
又、岩手県教育委員会盛岡教育事務所より『読書活動推進員』の委嘱を受け、
県内の小、中、高校で学生向けの音読(滑舌トレーニング)の授業や、保護者、
先生対象の読み聞かせ講座などもさせていただいています。
IBC岩手放送(TBS系列)の元アナウンサーが子育てをしながら始めた教室です。アナウンサー時代に身につけた技術(発声や発音、滑舌力アップのポイントなど)をお伝えしながら、『読み聞かせ・朗読の講座』や『滑舌トレーニング』等
各種音読の講座を開講しています。
また、十年間音読教室を継続してきた中で創り上げた音読プログラム
『脳活音読』は、体を動かしたり、リズムに合わせて音読をする、KOTOSEオリジナルの音読ワークです。脳を活性化させ、体や心を元気にし、認知症予防や改善、アンチエイジングにも効果が期待されます。
2016年3月に開始した、新規事業『滑舌能力検定』は、『日頃の滑舌トレーニングの成果を確認したい!』『何か目標があると、滑舌トレーニングへのモチベーションが上がるのでは?』という、音読教室に通ってくださっている方からの声により誕生しました。
音読を始めたばかりの小学生から、面接やプレゼンテーションに向けて自信をつけたいという学生・社会人の方、又、会話を楽しむ為に滑舌力を維持したいという高齢の方にも受けていただいています。
『会場受検』に加えて2017年より『オンライン受験』も開始。会場に足を運ぶことが難しい県外など遠方の方からも受検していただけます。
同社は、これまで音読教室を実施してきた経験をもとに、聞き手に誤解なく認識してもらえる言葉の発し方、すなわち「滑舌」に特化した検定事業を企画立案されました。世の中にはまだこのような検定機関はないので「日本滑舌能力検定協会」と名乗り、検定事業に関係するサービスであることを示す標識を商標登録し、この商標を旗印にして全国に向けて発信していこうとの考えで、知財総合支援窓口に相談に来られました。
仮に「滑舌能力検定」という名称を商標登録する場合、どういう手順で、どう進めていったらよいのかという初歩的な相談から始まりました。長年にわたって使うと思われる標識を商標とすべきこと、どのようなサービスにこの商標を使うかを整理してみること、類似した商標がすでに登録されていないか調べる方法などを助言しました。また、具体的な商標構成や指定役務については専門家相談を利用されるよう勧めました。
弁理士による支援4回、弁護士による支援1回の専門家相談を実施。弁理士によるアドバイスを受けて具体的な商標の検討と、将来の事業展開も予想した指定役務の検討を進めました。また、教材として使うテキストを自作するに当たり、掲載する文章の著作権の扱いについて弁護士からアドバイスをいただきました。
自分の権利だけでなく他社の権利についても敏感になってきたように思います。商標だけでなく著作権の観点も含めて新しい事業の展開を進めておられます。商標出願は、専門家のアドバイスを受けながら自分達で手続きできるようになり、今後、また新しい商標登録を行うときにはスムーズに出願検討ができるものと期待されます。
商標出願等、まったく知識のない状況からのスタートでしたが、何度も時間を作っていただき、専門的な観点からいろいろなアドバイスをいただくことができました。
また、進めたい方向をくみ取ってくださり、質問したこと以外にも適切な助言をいただけたので、大変助かりました。どんな些細なことでもお聞きしてみると親切に対応してくださいますよ!
世間では「話し方講座」「音読教室」「発声訓練」などが種々の工夫を凝らして実施されています。しかし、これらの成果を判定する基準がなかったところ、「滑舌」の良し悪しの観点で「検定」するという新企画。商標を活用しながら地方発の新ビジネス展開に期待しています。 (加藤 雅一)
商標を旗印に滑舌能力検定事業の推進(378.7 KB)
掲載年月日:2017年6月13日
更新年月日:2022年1月 6日