当店は、抹茶茶碗にこだわった萩焼の専門店として、昭和初期の1935年に三輪正治(現当主の曾祖父)が創業いたしました。現当主、三輪正知は4代目であり、萩光悦研究家でもあります。現在、萩市などの有名な陶芸家の協力を得て、萩焼本格窯元巡りツアーを企画するなど、「世界に誇れる萩光悦(萩焼茶碗)を観ずして萩焼芸術を語ることは出来ない」という信念のもとに、光悦茶碗を通して萩焼芸術の真髄とは何かを発信しています。
当店は、萩市内外から厳選した作家の抹茶茶碗のみを扱った鑑賞型の萩焼茶碗専門店で、取り扱い数は萩で随一を誇ります。著名な萩焼作家の抹茶茶碗を揃えています。
萩焼専門店発祥の地、三輪清雅堂で人間国宝11代三輪休雪(壽雪)先生の「鬼萩茶碗」で一服しながら、萩焼の魅力を堪能して頂ければと思います。
当店では、お客様のニーズに合わせ、おすすめの萩焼窯元を丁寧にご案内する窯元巡り「萩焼街道」や、幕末の志士・吉田松陰の足跡を訪ねる「松陰街道」などの萩観光を随時催行しています。萩焼専門店発祥の地からはじまる「萩色の旅」、「萩焼色の旅」では、著名な作家の作品を見比べながら「満足のいく うつわ探し」のお手伝いをしています。萩焼の歴史と伝統に触れながら、素敵なうつわを探す萩観光の新しい形です。(「萩焼街道」商標登録第5858398 号、「松陰街道」商標登録第5858399号、「萩色の旅」商標登録第5845586号、「萩焼色の旅」商標登録第5845587号)
同社は、萩焼の魅力を発信するため、窯元巡りをはじめ、萩観光との組み合わせなどで工夫されており、今回、萩焼作家の先生方の窯元を巡る、萩焼窯元巡りツアーである「萩焼街道」や「萩色の旅」などの表記の権利化について相談に来られました。
工夫した表記については商標で保護できることを説明し、商標の概要、商標権を取得することのメリット、類似商標の調査や取得までの出願手続、費用等を説明しました。
知財総合支援窓口の専門家派遣を活用して弁理士に相談し、屋号「萩焼専門店発祥の地/三輪清雅堂」(商標登録第5876171号)をはじめ6件の商標登録出願を支援し、登録に至りました。現在、同店ホームページなどでも同商標を使用し、萩の魅力の発信に取り組まれています。
相談者は、知財総合支援窓口に相談したことをきっかけに知的財産の活用に前向きになり、知的財産権に対する意識が変わってきたように思います。
知財総合支援窓口との出会いで、商標権を取得することができました。教えていただいた窓口担当者に心から感謝しております。商標は中小零細企業を守る保険のようなものだと思います。取得してみて、知財を活用することの重要性を改めて実感しております。新たな事業を行う前に知財問題に懸念を感じたら、まず、知財総合支援窓口に相談されることをお勧めします。
前任のアドバイザーからの引き続き支援で、商標登録出願の支援を行いました。商標登録でき安堵しています。萩焼、萩地域の魅力を発信し、新たな展開を期待しているところです。 (田中 毅)
萩焼で萩の魅力を発信(616.3 KB)
掲載年月日:2017年8月24日
更新年月日:2020年2月12日