窓口支援事例
株式会社ディ―エスアール    
特許

配管洗浄機の特許出願支援

企業情報

所在地
京都府京都市
ホームページ URL
http://www.satobankin.co.jp/activities/
設立年
1996年
業 種
その他サービス業
従業員数
18人
資本金
300万円

企業概要

 当社は、ダクト洗浄や工事、修理、メンテナンスなどを専門とし、30年以上の歴史を持つ会社です。その中でも、焼肉店向けのロースターとダクトに特化した事業を25年以上行っており、これが当社の特徴でもあります。

自社の強み

 当社は、飲食店の設備の現状を正確にプロの目で調査・診断し、ダクトの問題解決を行います。
 その中でも、特に焼肉店は無煙ロースターという設備を利用している関係上、ダクト関係設備内には油汚れが最もたまりやすく、これが火災発生などを引き起こす原因となります。この問題を解決することは、飲食店を運営するうえで安全と繁盛に欠かせません。

一押し商品

 当社は、長年に渡る無煙ロースターのメンテナンス、洗浄等の経験、配管構造に関する豊富な資料・知識をベースに的確な現場調査を行い、最適な洗浄方法、修理、メンテナンスサービスを行います。現在、ダクト等の洗浄作業に適する洗浄用具を開発し、洗浄効果の向上、作業の効率化を推進中です。

知財総合支援窓口活用の概要(記:窓口担当者)

窓口活用のきっかけ

 同社は長年取り組んできた焼肉店等のダクト洗浄事業を行う中で、ダクト関連設備内の油汚れ等の洗浄効果を高める洗浄機を開発されました。この洗浄機を用いた事業の拡大に向け、特許を取得したいとのことで、金融機関を通じて相談を要請されました。

最初の相談概要

 「特許等の出願経験や関連知識もなく、開発品に関しどのように特許出願を行えば良いか」という相談がありました。配管・ダクト洗浄という分野において、開発品の特徴、業界への普及も考慮して、適切な特許出願の方法と、同社および業界での活用策についてアドバイスを開始しました。

その後の相談概要

 同社を訪問し、開発された洗浄機の開発経過、現場検証を通じて、下記の点を支援しました。
①洗浄・清掃分野における先行技術の調査、特許出願に必要な準備事項、専門家(弁理士)活用策を助言しました。
②調査会社を利用しての先行文献調査、弁理士の活用による発明評価を通じて特許出願を実現でき、開発品のロースターメーカーへのPR等、業界への普及策についても助言しました。

窓口を活用して変わったところ

 特許出願に関する知識をあまりお持ちでない状況で、開発された洗浄機の特許出願を悩んでおられた状態から知財総合支援窓口に相談いただき、特許活用によるビジネス拡大意欲が高まったと思います。今後、ダクトの油汚れによる火災リスクの低減に向け、洗浄業界への普及拡大も含めて、同社が貢献されることを期待します。


企業からのメッセージ

 知財総合支援窓口を利用することで、初めて特許出願ができました。開発技術等の知財活用相談には、この窓口の利用をお勧めします。

窓口担当者から一言

 ダクトの洗浄という分野において、的確な特許出願ができたことを嬉しく思っています。今後、現在取り組まれている改良技術の特許取得、活用、業界への普及策につき、必要に応じて支援していきたいと思います。 (福本 徹)

配管洗浄機の特許出願支援(237.5 KB)

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掲載年月日:2017年8月 3日

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