窓口支援事例
株式会社たかはし(メガネのたかはし)
特許意匠商標

新製品開発における知財保護、特許等出願戦略

企業情報

所在地
兵庫県加古川市
ホームページ URL
http://www.opt-t.co.jp/
設立年
1970年
業 種
メガネ、補聴器、サングラス販売業
従業員数
4人
資本金
1,000万円

企業概要

 当社は、快適な視生活と聞こえを提供する、兵庫県加古川市の老舗のメガネと補聴器の専門店です。ブランドメガネ、こどものメガネ長期保証、スポーツグラス、よく聞こえる補聴器、ロービジョン機器はたかはしへご依頼くださいませ。メガネ、補聴器ともにご安心いただける店作りを心がけております。

自社の強み

 知識、技術、真心がお客さまと商品を強く結びつけます。当社はそのことを踏まえた上で接客を行い、安心を提供することが出来る店です。また、社員が誇りを持ち生き生きと働いている店です。高い知識、技術と真心で快適な「視生活」「聞こえ」を提供する会社であります。フレーム、レンズの性能は「ハード」、視力測定、加工調整技術は「ソフト」、このどちらが欠けても良いものは決して産まれません。この軽視されがちな「ソフト」にも特に「力」を入れております。

一押し商品

 当社が開発したインナーグラス、その名は「Viewevo?」(ビューエボ)。お客様の要望を形にすべく、アイデアを絞り、時間と労力を費やし、やっと完成しました。インナーグラスとは、裸眼では視力不足でサングラスが使えない方のために、その内側に補助メガネを装着した製品ですが、「Viewevo?」の強みは、サングラス本体に全く加工を加えることなく簡単に装着可能なところです。また、従来のインナーグラスのように顔面に接近せず眼に当たりにくいため、レンズが汚れにくく曇りにくい点においても、スポーツ等に適しています。
 この「Viewevo?」は意匠登録・商標登録済み、特許出願中です。(意匠登録第1575582号・第1579646号、商標登録第5950632号)

知財総合支援窓口活用の概要(記:窓口担当者)

窓口活用のきっかけ

 知財総合支援窓口に電話問い合わせの後、窓口担当が同社に訪問し、開発中の新製品に関する特許や意匠等、知財保護支援をしたことがきっかけです。

最初の相談概要

 開発中の新製品メガネのインナーグラスの装着具について、特許出願や意匠登録出願等の権利取得について説明を行いました。過去に特許庁への特許出願手続き等の経験もお持ちでしたが、改めて特許や意匠登録の出願手続き方法や出願書類の書き方等を支援しました。また、事業展開に応じた知財戦略や権利の検討が必要であったため、社内検討していただくとともに、当窓口の専門家(弁理士)の活用を勧めました。

その後の相談概要

 当初の特許出願や意匠登録出願の相談から、事業展開を見据えた商品ブランドの商標登録や複数の意匠登録、特許戦略等、自社製品をどのように知財保護するのかを検討する段階の相談までに発展しました。現在、商標登録と意匠登録等の権利取得、特許出願も済んでおります。

窓口を活用して変わったところ

 当窓口でのデザイン保護の支援を受けられ、意匠登録がデザインの保護やPRになること、ひいては知財の重要性を再認識されました。また、商標登録したブランド名はホームページ等で積極的に使用される等、商品の販売力やブランド力の向上に繋げられています。


企業からのメッセージ

 新商品の開発には、知的財産の保護が大変重要ですが、タイミングや保護対象等を検討し特許出願や意匠登録出願、商標登録出願をする必要があります。知財総合支援窓口は、事業戦略に応じた知財戦略の支援について中小企業が相談できる駆け込み寺だと思います。

窓口担当者から一言

 同社は、当初から特許や意匠等、知財の重要性を認識されていました。その中で新製品の商品化に向けたスケジュールや改良等を検討し、当窓口や専門家の支援を活用いただきました。今後も新規の製品開発や商品企画の際には、知財の保護活用を意識していただければと思っております。 (孝橋 敦司)

新製品開発における知財保護、特許等出願戦略(292.7 KB)

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掲載年月日:2017年10月 4日

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