窓口支援事例

株式会社川俣町農業振興公社
商標 ブランド その他

川俣シャモのブランド化とGI申請

企業情報

所在地 福島県伊達郡川俣町
ホームページ URL https://www.kawamata-shamo.com/
設立年 1987年 業 種 川俣シャモの加工、販売
従業員数 30人 資本金 1,500万円

企業概要

 当社は川俣町、農協他関係団体、業界及び生産者で組織され、農畜産物の加工、製造により付加価値の高い商品をつくりだし、製造、販売の事業を開始することにより産業の振興、とりわけ農業の再生を図るために設立された第三セクターの法人です。
 農業を取り巻く情勢は、農畜産物の国際化、自由化による生産者価格の低下、過剰生産による生産調整が進行し、農家経営を圧迫しています。一方、農家の経営基盤も後継者の不足、経営農地面積の減少、土地の分散所有など不利な状況となっています。
 このような農業を取り巻く情勢に対し、農業の再生を図り、地域の活性化と振興を図るため、製造、販売事業を展開しています。

自社の強み

 川俣町では江戸時代から続いた軍鶏による闘鶏が、高度成長期に絹産業で財を成した旦那衆による贅沢な趣味として承継され、その飼育が引き継がれてきました。川俣シャモは川俣町内で高い飼育技術を活かし、軍鶏血統50%以上の雄鳥と在来種地鶏の雌鶏とを親として交配し作出しています。28日齢までの雛の鶏舎と28日齢以降の成鳥の鶏舎を分けていること、自然の水を活かす工夫などは川俣町で長く培ってきた技術であり、産卵・孵化、育雛、飼育までを町内一貫で行っているのは、長く軍鶏に関わってきた川俣町だからこそできる伝統技術であり、当社の最大の強みとなっています。

一押し商品

 川俣シャモは脂っぽくないのに深みのあるコク、固すぎず柔らかすぎない適度な弾力の肉質です。噛めば噛むほど、鶏軍鶏本来の旨味が広がる地鶏です。肉は旨味成分のグルタミン酸やアスパラギン酸などの遊離アミノ酸の成分割合が比較的高く、疲労回復や代謝改善などに有用なタウリンやアンセリンなどのアミノ酸関連物質の比率も高いことや、抗酸化作用の強いステアリン酸、代謝促進に強いパルチミン酸、血液サラサラ効果が見込まれるオレイン酸の数値も高いのが特徴です。正肉、燻製、加工品など様々な商品を取り揃えている中で、ローストチキン(丸焼き)が一番人気で、特にクリスマスシーズンにはお勧めです。

知財総合支援窓口活用の概要(記:窓口担当者)

窓口活用のきっかけ

 同社は、東北経済産業局知的財産室の事業である、平成27年度TOHOKU地域ブランド創成支援事業に採択され、支援メンバーであった知財総合支援窓口の支援を受けたことが始まりでした。

最初の相談概要

 TOHOKU地域ブランド創成支援の中で、「川俣シャモ」のブランド化に関する、専門家集中支援を計6回受け、ブランド化に向けた様々な議論を経て、3年先までのアクションプランを作成し、取組を開始しました。知的財産に関しては、地域団体商標または地理的表示(GI)の取得を目指すこととなり、各々の申請に必要な要件に関する解説及び今後の取組内容に関する支援を行いました。

その後の相談概要

 最終的に、地理的表示の申請を行うことを決断し、申請書類の作成に向けた知財専門家の活用をはじめとして、川俣町、福島県農業総合センター、GIサポートデスクとの連携支援を受け、平成30年1月に申請を完了することができました。他のシャモとの違いを特性として表現することや、24年前に川俣シャモの名称を使用していた証拠物件を探しだすことなど、様々な困難を乗り越え約9ヶ月の期間を経て、申請に辿りつくことができました。

窓口を活用して変わったところ

 同社は、地理的表示の申請に至るまでの支援を通じて、知的財産権による保護と活用方法について理解を深められ、知財専門家及び各支援機関の協力と支援を通じ、ブランド化に知的財産権を活用することの意義と重要性の認識を深められました。また、様々な支援機関の活用についての認識も深められ、今後のブランド展開が期待されます。


企業からのメッセージ

 知財総合支援窓口では、制度概要説明や申請のための助言だけでなく、知財専門家による申請に必要な要件等の具体的な助言も受けることができました。また、支援も川俣町及び県内支援機関からの協力に留まらず、GIサポートデスクからの専門的な助言を受けることができたため、申請書作成からブランド化まで、総合的な支援を体験することができました。さらには、申請に向けた課題と日程案の提示や、必要な時に知財専門家の派遣を適時に手配されるなど、疑問や困難な課題の解決を即座に図ることができました。
 相手の立場を理解した幅広い助言や支援を得ることができる力強い相談窓口ですので、利用してみてはいかがでしょうか。

窓口担当者から一言

 自社商品の強みを根底から見直す大変意義深い経験をされ、この経験や知識が今後のブランド化への取組に大きな自信に繋がったと感じています。ブランド化への道のりは長く、地道な取り組みも必要になりますが、ブランド確立に向けた支援と、相談者に信頼される関係を継続したいと考えています。 (桐生 正人)

川俣シャモのブランド化とGI申請(309.1 KB)

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掲載年月日:2018年5月 2日

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