窓口支援事例
株式会社エイ・ワンド
商標営業秘密・ノウハウ

青森県産りんごを使った商品群のブランド戦略

企業情報

所在地
青森県青森市安方1丁目11-1 尾崎1F
ホームページ URL
http://a-wando.com
設立年
2010年
業 種
卸・小売業
従業員数
2人
資本金
500万円

企業概要

 当社は、「りんごをもっと楽しくおいしく」をコンセプトに、青森県産リンゴを使った商品の企画・開発・販売をしています。
中でも、りんごを使った調味料シリーズ「りんごde食卓」は、青森県初!全国でも珍しいことから、食品コンクールでも賞を受賞、また各メディアでも紹介される人気商品となっております。

自社の強み

 当社は、りんごを使った商品開発をしておりますが、競合にならない、新しい商品の企画開発を目指しております。「りんごde食卓」シリーズのりんご味噌、りんごマヨタイプ、りんごケチャップは当社が初めて開発し、他社に無い商品となっております。
 その他にも、パティシエがつくる本格ジャムなどの「Mrs.Ringo」  シリーズ、飲むりんごジュレ、干しりんごの「リンゴタイム」シリーズ、伝統工芸品の小物類の「RINGOPOCKET」シリーズ、雑貨類の「nicoringo」りんご果実水とプロテオグリカン入り化粧品類の「ブロボワ」シリーズなど、商品の特徴に合わせたファミリーブランドで販売しています。

一押し商品

 当社の一押し商品は、りんごの調味料シリーズ「りんごde食卓」です。
本シリーズは、りんご味噌から始まり、りんご南蛮味噌、りんご醤油、りんごバター、りんごマヨタイプ、りんごケチャップ、りんご香味塩の全7種で構成されています。
 これらを詰め合わせた食べきりサイズのミニミニ6個セットが、第4回新東北みやげコンテストで優秀賞を受賞しました。

知財総合支援窓口活用の概要(記:窓口担当者)

窓口活用のきっかけ

 同社は、平成23年5月に青森県産業技術センター弘前地域研究所からの紹介で、ヒバ材を用いたリンゴ形状の箸置きの意匠登録とロゴマークの商標登録について相談に来られたのがきっかけです。

最初の相談概要

 ヒバ材を用いたリンゴ形状の箸置きについては、意匠制度を説明しましたが、費用対効果を考えて出願に至りませんでした。一方、ロゴマークについては、商標制度と出願から登録までの流れ、ブランド構築方法等を説明しました。

その後の相談概要

 同社からは商品の企画段階から相談を受け、知財活用を支援させて頂いております。
 支援は商標登録だけではなく、他社に製造依頼をする際のレシピ等の営業秘密について、INPIT知的財産戦略アドバイザーの派遣や、専門家(弁護士)による契約書作成の支援も行っています。海外からの問い合わせも増えてきていますので、現在、INPIT海外知的財産プロデューサーの派遣も検討しています。
 また、同社に対して青森県よろず支援拠点、青森県産業技術センター弘前地域研究所等の県内の関係機関と連携して支援を行っています。

窓口を活用して変わったところ

 個別商品の商標登録するのではなく、自社及び商品のブランド化のための商標登録方法や商品開発をして頂けるようになりました。
 また、技術力や資金力に乏しい中小企業にとって、ブランドやノウハウ等の営業秘密が最大の武器になることを知って頂きました。


企業からのメッセージ

 知的財産の活用は、新しい商品づくりをしている当社にとって、欠かすことのできない「大切なパートナー」だと思っております。
 知財総合支援窓口は企業に寄り添い、知的財産の活用を導いてくれますので、ぜひ、ご利用ください。

窓口担当者から一言

 同社の取組は、窓口が行うセミナーで事例として紹介したり、講演をお願いしたりしています。また、商品開発や展示ブース制作などは、よろず支援拠点、21あおもり産業技術センター、青森県産業技術センター等の関係機関と共に支援をさせて頂いております。 (田中 智)

青森県産りんごを使った商品群のブランド戦略(438.8 KB)

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掲載年月日:2018年5月22日

更新年月日:2020年9月30日

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