手作りで木工製品の製造販売やペーパーアイテムのデザイン等をオーダーメイドで行っています。
お客様の考える「こんなものがあったらいいな」や「こんなの楽しそう」というアイデアを相談しな がら形にしています。
近江商人の三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)の考え方を元に、「何事にも楽しく」をモットーに運営しています。
今回権利化できた「kotobanarabe」(特許第 6164563 号「学習教材 玩具」)は、ひらがなを繋げてどんどん言葉を作っていく知育玩具です。子どもからお年寄りまで脳を柔らかく刺激し、遊びながら学べるカードゲームです。コミュニケーション力も高めながら、幅広い年齢層に手軽に楽しんで もらえる商品です。
また、記念品や贈り物として好評の「ippoo」もオススメです。こちらは温かみのある天然木で、生まれたときの足形を原寸大そのままに再現し、側面から見たときには名前がかたどられている商品です。出産のお祝いや20歳の記念など、お子さまの成長を祝う記念品として好評です。
相談者が滋賀県のインキュベーション施設「米原SOHOビジネスオフィス」に相談された際、同施設のインキュベーションマネージャーに当窓口を紹介して頂いたことがきっかけです。
相談者が創作された学習用のカード遊びについて、知的財産権が取得できるかどうかの相談でした。 そのカード遊びの内容について聞いたところ、非常に面白いものでしたが、カードの遊び方は人為的 な取り決めであり、特許には馴染まない旨を説明しました。しかし、カード自体がユニークであり、その構成で権利取得できるか否かを、当窓口専門家の相談会にて相談するようアドバイスしました。
外部の相談会にて相談された結果、構成に権利化の可能性があるとのことで、窓口では特許調査や特許出願の支援を行い、その後の拒絶理由通知にも専門家(弁理士)の支援を受けて特許登録になり ました。現在は、販売に向けて、協力会社とともに商品化の実現に進まれています。また、協力会社との通常実施権許諾契約についても支援をしています。
創作されたカード遊びを世間に広めたいという相談者の思いから、知財総合支援窓口を利用される ことにより、アイデアを権利化することが可能となり、更にその権利化によって商品化する協力会社 が得られました。これらの過程を通じて知財権の重要性に気づかれ、今後の事業展開において知的財 産を活用されることを推進されています。
当初「kotobanarabe」を知財権で保護するつもりは無かったのですが、ひょんなことから権利化することになりました。
もし、こんなものでも権利化できるのか?と悩んだら、一度相談してみてはいかがでしょうか?人生なにが起こるかわかりません。
相談者のアイデアを権利化できたことにより、商品販売したい協力会社の動きが加 速しました。権利化された商品が世の中に販売されることが叶えられるまで、支援で きたことは幸せであると感じています。これからの商品販売の展開が全国的に広がっ ていくことを期待しています。 (吉井 映滋)
学習教材玩具の権利化と活用(323.1 KB)
掲載年月日:2018年6月28日
更新年月日:2023年8月 2日