窓口支援事例
株式会社日本マイクロシステム
特許商標ブランド

商品開発型企業への知財側面からのご支援

企業情報

所在地
鳥取県米子市
ホームページ URL
http://www.jpms.co.jp/
設立年
1983年
業 種
製造業
従業員数
58人
資本金
1,100万円

企業概要

 当社は、技術開発・商品開発型の企業であり、電子・電気・情報機器等の設計・製造・販売を行っています。プレス装置及びインサーキットテスター、気象データ収集ユニット、マイクロ水力発電、NCデータ送信ソフト「NCsend」等の独創的な開発商品を毎年のように創出しており、県内でもユニークな企業として知られています。「品質と信頼の提供」を標語に、私たちがお客様に提供するのは「品質」と「信頼」に徹し、ソフトウェアーとハードウェアーとの融合で生産現場のソリューションをトータルにサポートしています。

自社の強み

 当社の強みの源泉は、各分野における高い技術を保有した技術者の集団にあると言えます。大学・公設試との共同開発商品も多く、知的財産に係る権利も多数取得しています。当社の技術開発力を認めて頂いた企業様のニーズに応えて、一品料理的な機器・装置から量産品・装置までの設計・製造が可能であり、一方、独自のルートで一般消費者を対象にアプリケーションソフトを製造・販売しています。

一押し商品

 DIY(日曜大工)を楽しむ皆様に、手書き図面を卒業して、もっと手軽に立体図面を作成する環境の提供を目的に「caDIY3D」(商標登録第5883202 号)を開発しました。
 「caDIY3D」では、一般的なCADソフトとは全く違ったアプローチで図面を作成していきます。操作は、ほとんどマウスのクリックとドラッグだけで可能です。ホームセンターで入手可能な木材等の資材が予め登録されており、直ぐに設計を始められます。なお、東芝製ノートPC(dynabook2017 年秋冬モデル)にバージョンアップ版「caDIY3D+」がプリインストールアプリとして搭載されました。30日の試用版ですが、ライセンス購入により正規版としての使用が可能となっています。

知財総合支援窓口活用の概要(記:窓口担当者)

窓口活用のきっかけ

 同社は技術開発型の企業であり、当知財総合支援窓口は、当初から同社の存在を意識していました。ビジネスにおける知財側面からの知財活用の利点を度々訪問説明し、当窓口への相談に繋がることとなりました。

最初の相談概要

 同社の主力商品であるインサーキットテスター(基板検査装置)改良版の特許権取得を狙った相談がきっかけです。発明の発掘から特許出願に至るまで支援を継続しました。その結果、同社は、特許権を取得されています(特許第5967452 号)。これにより、当製品は、同社の主力事業の一つに育っています。

その後の相談概要

 最近では一般消費者を対象にしたアプリケーションソフト「caDIY3D」の商標登録出願から権利化に至るまで支援しました。当製品は、小学生にも容易に操作可能であることから、一般社団法人鳥取県発明協会主催の小学校の授業に採用され、同社発明者が講師となって授業を行い、好評を得ました。また、東芝製ノートPCにプリインストールされ評判を呼んでいます。

窓口を活用して変わったところ

 財産権としての知的財産の効用がブランド力にも及ぶことを再確認されました。また、知財総合支援窓口を介した中国経済産業局 知的財産室の支援により減免制度も活用され、知財総合支援窓口を活用することの効用を同社技術者が広く共有することとなりました。


企業からのメッセージ

 当社は知識集約型の企業であります。当社の事業展開に当たっては、知的財産権を存分に活用しているところです。知財総合支援窓口では、窓口担当者・専門家を無料で、秘密厳守で、活用することが出来ます。当社事業展開に今後も活用していく所存です。

窓口担当者から一言

 同社は技術開発型の企業であり、技術者集団の企業でもあります。当窓口では4年足らずの間に42回の面談をし、発明の発掘・権利範囲の特定・特許出願・商標登録出願・ブランド戦略等のご支援をし、現在も継続支援しているところです。窓口担当者から見ても楽しみのある、夢のある企業であります。 (岩田 克己)

商品開発型企業への知財側面からのご支援(213.8 KB)

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掲載年月日:2018年7月 9日

更新年月日:2023年12月12日

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