窓口支援事例

株式会社ネクストシステム・コンサルティング
特許 商標

特許権侵害警告から知財意識が高まり特許・商標出願へ

企業情報

所在地 沖縄県那覇市
ホームページ URL http://dencyu.com/
設立年 2011 年 業 種 情報通信業
従業員数 2 人 資本金 820 万円

企業概要

 当社は、有限責任事業組合スタートアップ支援ファンドKatana-1 号(あきない総合研究所、大和企業投資などにより設立されたベンチャーファンド)からの出資を受けて2011 年に設立しました。
 飲食店に特化した商品(料理や飲料)の注文から売上までをリアルタイムかつ一括管理できる、いわゆるオーダリングシステムとPOS システム(販売時点情報管理)が一体化したクラウドサービスの企画、開発、販売を行っています。

自社の強み

 当社経営者は、国内最大手の総合IT ベンダーでシステムエンジニアとして勤務し、多数のコンピュータソフトウェア関連発明を行い、それに関する特許出願もした経験があります。当社経営者は、それらの経験を活かして、生まれ故郷でUターン創業しました。
 また、当社経営者は中小企業診断士でもあり、現在では一般社団法人沖縄県中小企業診断士協会副会長の要職に就いています。顧客である飲食店オーナーに対しても、当該システムで透明化された結果を基にして、顧客の経営課題に対応するための診断・助言などを専門家として行っております。

一押し商品

 当社では、スマートフォンやタブレット端末を利用し、お客様が自ら注文できる飲食店向けオーダーシステム「でんちゅ~®(商標登録第6015480号)」を開発しました。「でんちゅ~®」は飲食店の注文の手間を大幅に減らし、接客品質向上・コスト削減を実現することができます。また、最近ではインバウンドのお客様のためメニューの多国語表示等も好評です。
 現在までに「でんちゅ~®」は、県内のみならず県外の飲食店に導入されています(県内35 件、県外16 件)。さらに、「でんちゅ~®」は経済産業省が実施する「サービス等生産性向上IT 導入支援事業」のIT 導入補助金対象ソフトとして採用され、導入飲食店が拡大しています。

知財総合支援窓口活用の概要(記:窓口担当者)

窓口活用のきっかけ

 過去に、飲食店向けオーダーシステム「でんちゅ~®」に対し第三者から特許権侵害警告を受けたと、窓口を訪ねられました。当時、当窓口専門家(弁理士)の助言に従い、先方に対し同社技術は当該特許発明の技術的範囲に属さないことを主張するなど適切に対応され、事なきを得たことが、相談者の知財意識を高める契機となりました。

最初の相談概要

 「でんちゅ~®」を安全に継続して使用できるよう商標権を取得したいとのご相談を受け、窓口では出願手続きのご説明や出願書類のチェック等を行いました。その後ご自身で商標登録出願され、「でんちゅ~®」は登録となりました。
 また、新たにAI 技術を用いた飲食店向け顧客対応支援システムを開発され、ご自身で特許出願を行った後、当該システムの精度を上げたアルゴリズムを新たに創作したとのことでご相談を頂きました。
期限内であれば、先の特許出願を基礎として、技術開発の成果が漏れのない形で円滑に特許権の取得が期待できる国内優先権制度があることを説明し、国内優先権を主張した飲食店向け顧客対応支援に係るコンピュータソフトウェア関連発明の明細書作成を目標とした、派遣専門家(相談者同様にシステムエンジニア出身の弁理士)による継続支援を提案しました。

その後の相談概要

 改めて、当該システムについて、相談者の思い、目的、特徴、内容、今後の予定などをヒアリングし、4 回にわたる派遣専門家継続支援計画を作成しました。相談者、専門家の双方から了解を得て、実施することにしました。
 継続支援において、入力・出力・演算など構成要素の洗い出し、先の特許出願との単一性の検討、特許請求の範囲の検討、先行調査方法の検討、先行調査結果に対する新規性・進歩性の検討、顧客対応内容ごとのアルゴリズム・顧客対応指示内容表示画面・ブロック構成図の作成などについてディスカッションしました。

窓口を活用して変わったところ

 相談者は、コンピュータソフトウェア関連発明についての特許出願を行う際の勘所をつかむことができ、現在までに、特許請求の範囲の概要をまとめました。ほどなく、継続支援の目標である明細書が完成する予定です。


企業からのメッセージ

 創業当初、特許権侵害警告をきっかけに相談窓口を利用させていただき、適切な対処を行うことができました。今回は自社の発明の特許化で相談に乗っていただいています。
 知財と構えずに、思い当ったら窓口を訪ねることをお勧めします。専門家と窓口担当者の絶妙なコンビネーションで、きっと貴方の頭の整理や課題の抽出をしていただけると思います。

窓口担当者から一言

 相談者には、多忙のなか、継続支援を実施するたびに専門家から与えられた課題に適切に応えて戴きました。また、相談者と同じような経歴を有する専門家に対応して戴けたことで、とてもスムーズにご支援できたと実感しております。また、特許出願と並行して、商標についても検討したいとのことでありましたので、引き続きご支援させて戴きます。 (髙坂 正登)

特許権侵害警告から知財意識が高まり特許・商標出願へ(313.9 KB)

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掲載年月日:2018年11月19日

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