地場化粧品La Vie Précieuse （ラヴィプレシューズ）

企業情報

所在地

青森県弘前市文京町

ホームページ URL

https://www.laviepre.co.jp

設立年

2009 年

業 種

卸売・小売業

従業員数

7人

資本金

3000 万円

企業概要

　当社は、国立大学法人弘前大学の産学官連携拠点であるコラボ弘大に入居し、青森県産の農産物を活用して化粧品や健康食品を開発する事業を展開しています。
これまでは、青森県の産学官が連携して研究開発／商品企画を進めてきた「プロテオグリカン」を配合した化粧品／健康食品や、世界自然遺産・白神山地に生息する植物そのものから分離した「白神の森乳酸菌」（商標登録第6373077号）の研究開発に力を注いできました。

◎白神の森乳酸菌専用ブランドサイト　https://shirakami-lactic.jp/

自社の強み

　「白神の森乳酸菌」のキハダ由来株「L8」とブナ由来株「ID-5」は、既に培養細胞実験や動物実験により複数の機能性兆候を示しております。２株とも、弘前大学農学生命科学部殿内研究室との共同研究による培養量産技術を確立し、2019年にはL8株を、2020年には、ID-5株について、いずれも弘前大学との共同で特許出願を行いました。白神の森乳酸菌は、植物由来であるという希少性を活かし世界展開を視野に入れ、2022年12月に日本ベジタリアン協会によるヴィーガン認証を取得しました。また、白神山地の「白」の漢字を雫（しずく）に見立てたロゴマーク（商標登録第6011371号）も好評をいただいております。

一押し商品

弘前大学等が開発研究を進めた素材「プロテオグリカン（ＰＧ）」を化粧品素材として配合した美容クリーム「La Vie Précieuse PGシリーズ」は当社の主力商品となっています。また、白神の森乳酸菌の培養液を配合したフェイシャルシートマスクと石鹸は根強いファンを獲得しています。さらに開発中の健康食品素材（死菌パウダー）は弘前大学との共願で特許出願を果たしており、現在、大手食品メーカー等と商品開発を進めております。

知財総合支援窓口活用の概要（記：窓口担当者）

窓口活用のきっかけ

　同社社長は知的財産への意識が高く、会社のブランド「La Vie Précieuse（ラヴィプレシューズ）」を守りたいという思いから青森県知財総合支援窓口の相談会に来訪されました。

最初の相談概要

　「La Vie Précieuse」の商標登録について、先行商標調査や商標登録出願の方法等について説明及び支援を行ったところ、同社社長自らが出願し、商標登録することができました
（商標登録第５５８１８８６号）。また、この登録商標を活かすべく旧社名から現社名に名称変更しました。

その後の相談概要

　青森県特産品のりんごや、世界自然遺産・白神山地の産物に含まれる有効成分を商品に活かせるよう弘前大学と共同研究開発に取り組んでおり、商品製造技術やネーミングの権利化について相談対応を行っています。

窓口を活用して変わったところ

　商標登録をきっかけに、商品開発やブランド展開を目的に、それぞれの分野に詳しい専門家（弁理士）を利用されるようになりました。また中小企業等特許情報分析活用支援事業にも採択されたことは、同社にとって大きな励みとなったばかりではなく、知的財産権での保護の方向性を定めるうえでも貴重な財産となったと思います。
さらに、窓口に相談することで中小企業が知的財産を活用するための支援策を知ることができたため、商品開発やブランド構築の段階に合わせて、積極的に相談する姿勢が確立され習慣化されたという点が同社の大きく変わった点だと思います。社内の知財活動が充実化することで商品開発や営業活動に対して自信が持てるようになったとのことです。

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企業からのメッセージ

　会社の技術、ノウハウ、ブランドを総合的に管理・活用していくことは、会社の継続と成長のためには必要不可欠な課題です。このような課題に対して総合的なアドバイスが受けられるという点で、皆さんも窓口を積極的に活用し、自社に有利な事業展開を実現してほしいと思います。

窓口担当者から一言

地場化粧品La Vie Précieuse （ラヴィプレシューズ）(522.5 KB)

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掲載年月日：2018年12月17日

更新年月日：2023年8月15日