窓口支援事例
有限会社樋口印刷
特許商標

印伝風印刷を施した紙素材の開発

企業情報

所在地
山梨県甲府市
ホームページ URL
http://www.print-man.jp/
設立年
1960 年
業 種
製造業
従業員数
2人
資本金
3,000 万円

企業概要

 当社は、昭和35年設立以来、山梨県甲府市にて各種印刷業を営んでいます。3年ほど前からは、第2の事業の柱として新たな印刷手法の試作開発を始めました。また、ギフトBOX/折り紙/紙袋/化粧箱/名刺ケース(箱タイプ)/絵馬/ランチョンマットコースター/封筒/ブライダル用ペーパーアイテム カード/ブックカバー/箸袋/アルバム表紙しおり/熨斗/ご祝儀袋/紙帯などへの活用について、イベントやフェアを通しての情報収集を行っています。

自社の強み

 小さい会社だからこそできる小回りと迅速さ、デザインから営業、製作まで一貫してお客様のニーズに細かく対応できることが当社の強みです。また、お客様に合わせてゼロから作り出す、オリジナルデザインのブライダルペーパーアイテムも好評で全国より受注をいただいております。

一押し商品

 総柄の伝統模様を浮き出した印刷手法の「モダンエンボス」(商標登録第5948793号)です。山梨県の伝統工芸でもある印伝を紙で表現するため当社で開発しました。特殊樹脂印刷による盛り上げ加工を使い、樹脂と紙の組み合わせで、一目で「印伝」と分かるように仕上げています。また、断裁や折り曲げをしても樹脂面に割れがおきにくい特性をもつことから、新しくモダンな素材として、パッケージを始め、文具、雑貨、ノベルティに活用していただけます。(詳細は、印伝風印刷を使用した商品のHPを参照 http://inden.wpblog.jp/)尚、古来から伝わる日本の伝統柄の使用については、印伝メーカーから保有されている型紙の使用許諾を得ておりますので、問題なく使用いただけます。

知財総合支援窓口活用の概要(記:窓口担当者)

窓口活用のきっかけ

 印伝風印刷手法の開発試作段階で、弁理士を介して知財総合支援窓口を紹介されたことをきっかけに、具体的な特許取得について支援の依頼を受けました。

最初の相談概要

 印伝風印刷手法の特許権取得に関し、「類似先願調査の必要性」や「先行技術調査方法など」について説明すると共に、特許出願すべきかノウハウとして秘匿すべきかの考え方について説明しました。そして、先行技術調査の支援を行うと共に専門家(弁理士)を活用しつつ、どのような知財取得が可能か否かを含めて支援を開始しました。

その後の相談概要

 先行技術調査の結果、抽出された先願が、かなり近い内容を示していることが判明したため、それを回避しつつ、権利化が可能な特徴的な構成をどのように捉えるのかについて、引き続き支援を行いました。その後、特許出願を行い、専門家(弁理士)を活用して早期審査による権利取得の支援を行いました。結果として、先行技術を回避しつつ自社技術を保護する有効な特許権を取得することができました(特許第6264697号)。また、特許出願と並行して、ネーミングについて商標権取得のための助言も行い、商標権を取得しました。商品の特徴をわかりやくする新たなネーミングの商標出願、及び関西方面での展示会出展、新規設備導入についてよろず支援拠点と連携しての支援を開始しています。

窓口を活用して変わったところ

 本格的な事業展開はこれからという事になりますが、イベントやフェアなどへの出展を通じて問い合わせが増えており、ノベルティ商品を主として受注販売が順調に推移しています。一連の継続した知財取得活動により、知財の重要性をより一層理解しました。


企業からのメッセージ

 事業を進めていく際、知財を考慮した新商品の試作開発、イベントやフェアなどへの出展が、企業のPR効果を高めることになり、受注、販売促進の有効な手立てかと考えます。

窓口担当者から一言

 試作開発の段階から、種々なイベントやフェアなどへの出展を行いつつ、販売をし始めました。引き合いも多数あるとのことですので、取得された特許権、商標権を有効に活用して、販路拡大を行っていただければと思います。 (望月 賢治)

印伝風印刷を施した紙素材の開発(348.3 KB)

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掲載年月日:2018年12月17日

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