当社は、ゴルフ場経営で培った豊富な実務経験に裏付けされた経営ノウハウ並びにプロデュース力を活用して、ゴルフ場はもとよりゴルファー向けの事業を展開している企業や、ゴルフ場とのビジネス展開を検討している企業のコン サルティング並びにプロデュース業を主体として事業展開をしております。
近時では、ゴルフコースアクセサリーの総合プロデュース分野に於いて、国内で最も注目されている高級志向の有名コースに次々と展開し、新たな価値観の創設分野で支持されております。
また、老朽化したクラブハウスやスポーツ施設のリノベーション分野においても、プロデュース力の高さから定評を頂戴しております。
コンサルティング分野においては
(1) 新規事業における事業企画、立ち上げ、マネジメントの支援等。
(2) 経営全般における組織課題の洗い出し、解決のためのスキーム作り等。
(3) ゴルフ業界に関する深い知見、人脈を活かした営業支援等。
プロデュース分野においては
(1) 国内に留まらずワールドワイドな視点からのプロデュース。
(2) 高付加価値をもたらすプロデュース。
(3) イノベーションを得意とするプロデュース。
これらの強みを持っております。
今までありそうでなかった、ゴルフ場の2グリーン用のヤード表示板の進化形表示板の特許を取得した商品、名付けて「クイックチェンジボード」です。 メイングリーンとサブグリーンの切り替えは上部を持ち上げて回転するだけで、本日の使用グリーンがズバリ解るようにしたものです(特許第 6304436 号)。ゴルフ業界からは、ホールバイホールの攻略方法に於いて各ホールの総ヤード数を解り易くしたことで、より一層ゴルフが楽しめる環境が提供できる画期的なものであると、高い評価を頂戴しております。
(ゴルフ業界誌の月刊ゴルフマネジメント 2018 年 10 月号で取り上げられました)
日本では数多くのゴルフ場が2グリーンのコースです。2グリーンのゴルフ場に於いては、そのホール毎のヤード数を2段表記する事があたり前とされていました。近年キャディ不足によりセルフプレーが増してきており、そのような時代の流れに沿って、セルフプレーでもストレスなしにゴルフを楽しむ一助となればと相談者は思い、解り易く、プレーヤーファーストをモットーに2グリーン用のヤード表示板のアイデアを考えました。その後、知財総合支援窓口で相談および支援が受けられることを知り、お越しになったことがきっかけです。
ゴルフ場2グリーン用ヤード表示板のプロトタイプを持参され、「このアイデアを特許権利化したい、どのような方法があるか知りたい」との相談でした。
アイデアを確認し、特許または実用新案での権利化の可能性がある旨説明しました。また、権利化のためには先行技術調査が必要なこと、出願書類の書き方および費用概要等を説明しました。
先行技術文献の検索方法について、テキスト検索および分類検索について説明しました。その後、明細書の書き方等、何度かの相談支援を経て特許出願を行ったほか、審査請求においては、料金減免制度の活用、および早期審査請求制度の利用、また、審査においては、中間手続き対応と、特許取得までの一連の手続の支援を行いました。
その後、ヤード表示板の商標登録出願の支援も行いました。
出願手続きについて、徐々に特許取得のプロセスが理解できるようになり、「自分が発明した商品は特許取得できる」という確信を得ることができたとのことです。
2グリーン用ヤード表示板の特許を取得したことで、新しいヤード表示板の採用をゴルフ場に積極的に働きかけておられるほか、ゴルフの業界紙に紹介記事を掲載されるなど、積極的に新しいヤード表示板の普及を図っておられ、利用者も増加しております。また、他社が権利侵害した場合にどのような対応が可能かなど、権利保護についても積極的に取り組まれています。
特許取得は難しいとか面倒であるとかのイメージがある事と思います。特許は弁理士の先生経由でないと取得できないと思われている方も多数いる事と思います。私もその1人でした。
しかし、窓口の支援を受けつつ、自分で明細書も作成し特許取得することができました。この窓口では、親身になって無料で相談に乗って頂けるところですので、熱い想いがあれば取り敢えず、ご相談に行かれる事をお薦め致します。
ゴルフ場のこと、およびゴルフ場利用者の利便性を考え、勘違いあるいはトラブルを未然に防ぐべく積極的に事業に取り組んでおられます。
特許に限らず他の知的財産権についても有効活用していただくよう、窓口担当者として、引き続き支援を継続していきます。
(石橋 正純)
事業展開に知的財産権を有効活用(624.4 KB)
掲載年月日:2019年1月10日