当社は、食品・飼料事業、セメント・建材事業、砕石事業を主力とし、 シンツグループ傘下の様々な分野の企業による幅広い商品を取り扱う総合商社です。そして、シンツグループの中核企業として、グループの総合力を生かしたサービスの展開を行っています。
その起源は、1580 年(天正8年)に宇和島で廻船問屋を営んでいた“三間屋”に遡ります。藩政時代は年貢米を扱い愛媛県南予地方の物流を担い、明治から大正時代にかけては5隻の貨物船を有し、東アジア方面などへセメントを主力とした運搬で広く交易を伸ばし、総合商社シンツの基礎が作られました。
当社は、経営理念「信為萬事之本」(信は萬事の本を為す)を基本に、総合商社として誠実な企業活動を展開することにより、地域社会に貢献し、お客様そして地域の皆様と共に成長する企業を目指したいと考えております。近年、経済のグローバル化の進展や企業の社会的責任の高まりなど 企業を取り巻く環境は大きく変化しております。当社はこの多様化する事業環境の変化に対応し、お客様の視点に立ち、そのニーズにお応えできるよう安心・安全は基より、価値ある商品を提案・提供してまいります。 また、シンツグループの中核企業として、グループの総合力を生かしたサービスの展開を行ってまいります。
愛媛・宇和島の海から伸びた急斜面。たわわに実ったみかんの中に、ひときわ赤く輝くダテな果実「ブラッドオレンジ」。
宇和島の複雑な海岸線と温暖な気候は、シチリア産の希少種ブラッドオレンジの栽培に適しています。長年のみかんづくりの知恵が活かされた宇和島産ブラッドオレンジは、その鮮やかな色と濃厚な味が高く評価されています。ブラッドオレンジの特徴である芳醇な香りと酸味、特徴的な色調を存分にお楽しみいただける商品です。
「新規事業の開始を予定しているのだが、今まで知的財産権に関して無頓着であったので、これを機会に勉強をしたい。また、営業秘密に関心がある」との話をいただいたので、INPIT 主催の営業秘密セミナーを案内し、参加いただいたことがきっかけとなりました。
知的財産権に関して、全くの初めてということなので、特許、意匠、商標とは何か、また各制度について説明をしました。また、新規事業の名称に関して、J-PlatPatの説明も兼ねて商標検索を体験していただき、商品の技術分野について、特許検索も体験していただきました。
「三間屋」等、複数の商標登録出願を皮切りに、清酒、梅酒等を指定商品とする複数の国内商標出願に係る支援を実施しました。更に、早期権利化を図る早期審査の検討や、外国出願手段としての各国別出願とマドプロ出願の説明、相談対応など、商標を中心とした支援を行いました。また、製造方法については、特許出願か秘匿かの判断基準の助言も実施しました。
商標登録出願に関しては、先行商標調査は高いレベルでの検索ができるようになり、願書の作成も窓口での支援がちょっとしたミスの指摘程度で終わるレベルに達してきました。加えて、グループ内に製造会社もあり、特許出願についても関心が出てきました。社内での知的財産権に関する意識が徐々に高まってきています。
現在、国内の商標登録は10 件(商標登録 6080140、6080141、6080142、6080147、6080148、6109861、6119839、6167041、6260020、6404205)という状況です。
窓口利用のきっかけは新規事業の立ち上げでしたが、従来事業における知的財産の価値や重要性に気付きを得ることができました。そして、窓口による支援を通して、事業経営における知的財産の重要性の認識がグループ内に浸透してきています。今後も、窓口を上手に活用し、当社の知的財産価値の向上を図りたいと考えています
グループの中核企業として、自社のみならずグループ会社全体の知的財産権意識の向上への意識改革を通じて、経営貢献のできる知的財産権活動となるように継続した支援を続けたいと思います。
(堀田 雄二)
商標出願等を通した知財意識向上の取り組み(1.9 MB)
掲載年月日:2019年1月16日
更新年月日:2023年12月 5日