窓口支援事例
歯っぴー株式会社
特許

カメラ内蔵Iot歯ブラシで歯の健康支援

企業情報

所在地
熊本県熊本市
ホームページ URL
https://plaque-detection.jimdo.com/
設立年
2018 年
業 種
ヘルスケア
従業員数
2 人
資本金
500 万円

企業概要

 弊社は、代表の子供時代の経験や、熊本地震での歯磨き等のボランティアの経験を踏まえて、
「人生100 年をハッピーに過ごせる社会にする
歯の健康づくりですべてをサポートする」
をモットーとし、歯磨きのサポートツールを作ろうという着想から、2018年に創業しました。
 日本人の約98%は1日1回以上何となく歯を磨き、その歯磨きは実感することなく終わってしまうことが常であり、歯磨き効果を視覚的実感でき、かつ確認しながらフィードバックするシステムの提供を目指しています

自社の強み

 弊社の開発した歯ブラシシステムはIoT(スマート)歯ブラシと比較した場合、3つの優位性があります。第一に口の中を直接見ることができること、第二に、薬剤を使わずに無色透明で目に視えない歯垢を視ることができること、第三に、口腔内を数値という共通のモノサシで測ることです。また、大学病院で臨床も実施し、歯磨きの本来の目的である歯垢除去に対して、効果を確認することができた本当の価値を提供することができるシステムを保有しています。

一押し商品

 上記のシステムはもちろんですが、新しく開発中の写真を撮るだけで口腔内の健康状態をAI 画像処理診断で行うシステムもお薦めです。現在は口腔内の健康状態を把握するため、針を刺して出血ぐらいなどを確認する手法で侵襲性(痛みなど)を伴う検査方法を用います。この測定方法にパラダイムシフトを起こし、写真を撮るだけで、素早く、早く、人間を超える確実さを備えたシステムの開発を進めています。早く皆様の手元に届けることで価値を実感していただきたい。

知財総合支援窓口活用の概要(記:窓口担当者)

窓口活用のきっかけ

 同社代表が、ビジネススクール時代にコンクールで賞をもらわれたアイデアについて、特許出願中であったところ、類似内容が学会で発表された、また、同時期に他社と商品の実施化について初期検討を開始されたため、早期に権利化を行いたいとの相談がきっかけです。

最初の相談概要

 創業時の主力となる出願中アイデアの権利化を進めたいが、当初に出願依頼した代理人事務所と連絡が取れなくなったため、今後の手続きをどうしたらよいかとの相談がありました。
 弁理士ナビ等で代理人の連絡先を確認すると共に、今後の手続きの制度説明をした後で、学会発表された内容との比較や、出願中案件の権利化の可能性等について、専門家(弁理士)のアドバイスを受けることを提案しました。

その後の相談概要

 その後、出願中案件の内容をあらためて確認すると共に、権利化に向けて専門家(弁理士)と明細書の見直しや早期審査の申請などについて検討を行い、相談を受けた弁理士に受任いただき、無事に権利取得(登録)することが出来ました。新たな技術開発についても権利化に向けて準備を始め、優先権主張の説明や、国内外の補助金制度について、都度情報提供等を行い、専門家と連携して支援を行っています。

窓口を活用して変わったところ

 創業前に、アイデアの権利化に向けて特許出願されており、知財に関心をもって取り組んでおられましたが、期間管理や明細書などは弁理士にお願いした状況であったため、実際に知財活用や様々な知財制度等の知識については、窓口を利用して向上されてきていると思います。


企業からのメッセージ

 独立する前の知的財産活動は企業内の専門部署が存在し、自分自身は実務を経験したことはありませんでした。独立後にスタートアップ立ち上げで、少人数で数多くの実務を行う中、知的財産活動も例外ではありません。熊本県知財総合支援窓口では、担当者が親身になって知的財産戦略立案の壁打ち相手となり、今やるべきことを明確にした上で、適切な専門家へと橋渡しをして頂くことによる一貫した支援を頂いています。

窓口担当者から一言

 創業前から、知財活用を意識され、最初のアイデアも昨年権利化されています。また、いろいろなビジネス関連の賞も受賞されており、今後の更なる権利化や、その活用を進められることを期待しております。 (荒岡 慶志)

カメラ内蔵Iot歯ブラシで歯の健康支援(420.4 KB)

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掲載年月日:2019年7月 2日

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