窓口支援事例
BeaTOOL
特許意匠商標

「浮き上がる箸」開発の知財の保護支援

企業情報

所在地
滋賀県大津市
ホームページ URL
https://www.beatool.jp/
設立年
2017 年
業 種
製造業
従業員数
1人
資本金
-

企業概要

 今後人口が減少しマーケットが拡大しにくい経済状況で、30年後の日本の地方でも小規模モノづくりメーカーが持続できるためには、①少量生産で、かつ低価格でなくても売れる、深く心に刺さる独自性・希少性が高く、②修理して長く使い続けて生活に馴染み愛着が増す、③単に便利な道具ではなく、使うたびに驚きや発見があり、量的成長を目指す“競争”にはない質的成長を提供する、ことが必要ではないか。
 すなわち変化がない日常が楽しく見える道具、少し手間があるが成長につながる道具、高価だが長く使える愛着道具を探求し、提案します。

自社の強み

 その道具はそもそもなぜそのようなものなのか?BeaTOOLは、人類学や哲学など文化的要素で道具の存在理由を根本から問い直し、差別化する新しいプロダクト・デザインの視点で開発し、製造販売しています。
 デザインアイディアの実装化に際しては、最新の3Dデジタル加工技術と伝統工芸の技術を用いて製品化を行っています。
 また、海外販路にも展開できるように、知的財産に注力しています。特に、著作権の新しい活用方法を提案しています。(※)

一押し商品

 世界で初めて箸置きの上に「磁力で浮上する」、食卓が楽しくなる驚きのお箸「浮箸(ふうと)」(特許、意匠登録済み)。
 指当りを考慮した美しい3次元曲面デザインをデジタル彫刻機で荒削りし、仕上げ削りと拭き漆塗装は手作業で丁寧に仕上げます。
きれいに浮かせるには、お箸を持ち替えてちょうど良い位置に上から丁寧にそっと置かなければなりませんが、そうすることで自然と所作がきれいになるかも知れません。
その他、世界で初めて和音が鳴るカスタネット(特許出願、意匠登録済み)、時間の不思議を楽しむ新しい時計表示(特許登録済み)を開発。

知財総合支援窓口活用の概要(記:窓口担当者)

窓口活用のきっかけ

 2年半ほど前、大津商工会議所の支援を受けて「浮き上がる箸」の新規開発品のプレスリリースを行う予定がありましたが、その前に特許・意匠での知財保護を図りたいとのことで相談に来られたのがきっかけで、その後、当窓口をご利用いただくことになりました。

最初の相談概要

 持参された「浮き上がる箸」の開発品を見ながら、開発過程や開発品への思いを伺い、既に行っておられた先行技術文献調査を基に発明のポイントを整理し、自力で特許出願をしたいという要望に応じて、特許出願に向けて支援をすることになりました。

その後の相談概要

 その後、専門家(弁理士)を活用しながら、自作された「浮き上がる箸」の明細書等について特許出願を支援しました。また、別の新たな開発品である「モアレ現象を利用した時計」の特許出願、更に、屋号の商標登録出願、そして、「浮き上がる箸」を米国で通販される前に、箸の最終形状の意匠登録出願の支援を行いました。新たな開発品については、中小企業等特許情報分析活用支援事業を紹介する等、戦略を立てながら開発することをお勧めしました。

窓口を活用して変わったところ

 知的財産の重要性をよく理解され、その開発品の事業内容の状況に応じて、知財保護を図るために当窓口を活用されています。更に、知的財産権では保護できないようなことは、著作権制度を活用されています。現在、米国での通販中ですが、国内での意匠登録出願を基礎にして海外意匠登録出願も検討されています。


企業からのメッセージ

 商標登録、特許出願3件(登録2件)、意匠出願3件(登録3件)と開発拡大に応じてINPIT 滋賀県知財総合支援窓口に支援頂き、ビジネス規模にふさわしい費用でしっかりとした知財対応がタイムリーにでき、安心してネット通販を開始できたと大変感謝しています。また、知財業務を通して、自社のビジネスモデルや商品のコンセプトをより深く掘り下げることができました。

窓口担当者から一言

 自己の哲学による新しい概念の開発品を開発されており、知財保護をきっかけに、より一層の事業発展を期待しています。今後も、専門家や支援機関と連携しながら、経営に即した支援をしていきたいと考えています。 (吉井 映滋)

「浮き上がる箸」開発の知財の保護支援(812.2 KB)

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掲載年月日:2020年1月10日

更新年月日:2022年8月10日

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