私たち、口熊野かみとんだ山桃会は、この地域で暮らす町民、特に子供たちが将来、上富田町で住んでよかったといってもらえるような町になればと思い、自分たちでできる事をしていこうと活動を始めました。
活動する中で、上富田町の町木が「やまもも」であることを知りました。それなら、上富田町の特産品にして、町民の小さな生業になればと、町の方たちに協力を頂き、「熊野やまももしろっぷ」を発売するに至りました。
町内でも「やまもも」を味わえたり、買えたりするお店も増えつつあります。まだまだこれからですが、地域の発展のため、子供たちのために、邁進していきます。
facebook:fb.me/yamamomokai
熊野古道の玄関口・口熊野に位置する上富田町の町木「やまもも」。
「やまもも」は収穫時期が初夏の十日ほどと短く、あまり市場にでまわっていません。世間では、赤い宝石・幻の果実などと呼ばれています。
口熊野かみとんだ山桃会は、上富田町の町木である「やまもも」を知ってもらい味わえるように、植樹・商品開発・販路開拓まで地域の方と協力して行っております。
「熊野やまももしろっぷ:商標登録6197119号」
初夏のほんのつかの間に実り落ちていく果実「やまもも」。
手も頬も赤く染めながらその一瞬を、一粒ずつ摘み取ります。
日本では、市場に出回る数も少なく希少な果実「やまもも」。
世間では、「赤い宝石」「幻の果実」と呼ばれています。
桃系でもベリー系でもないどこか懐かしい味を是非ご堪能ください。
以前より当窓口をご利用いただいておりましたが、一定期間が経過してしまった段階で、過去支援を担当した窓口担当者より、フォローアップのご連絡をさせて頂いたことがきっかけとなり今回の支援が開始しました。同会の商品が紹介されているテレビ放送を窓口担当者が偶然視聴したことで、商標権の取得が成されたか否かが非常に気にかかり、連絡を取らせて頂きました。
商標登録出願に至っていない事実を確認し、テレビ放送の影響が大きいことが予想されるため、至急商標権を取得して自己の識別商標を権利とすることで、安心して事業活動を進める形として頂くことを御薦めしました。改めて、何を標章として商標登録出願すべきか等々について窓口と率直な意見交換を重ねさせて頂きました。
商標登録願書作成の支援を行い、特許庁へ商標登録出願を行って頂きました。中間対応においては専門家(弁理士)からも助言を行い、商標権を取得されました。加えて、事業化も御検討頂き、現在の形となられました。
商品の売り上げ拡大をはかるべく、ふるさと納税返礼品登録対応、プレミア和歌山申請対応にも取り組んで(それぞれ要録、認定済み。)頂きました。また、よろず支援拠点との共同支援も行っており、販売戦略の策定、広報、補助金申請等の多面的な支援も今後是非とも検討頂いて、より一層の事業活性化を今後期待するところです。
今回の支援を通じて、知的財産権が事業上重要であることを御認識頂くこととなったかと思っております。和歌山県上富田町の資源を生かした地域振興の役目を担うお立場にあり、今後とも当窓口の活用を通してして地域活性化に鋭意努力頂けるものと期待しております。
こういった取り組みが初めてのことばかりで、わからない事がたくさんありました。
その中で、窓口を活用して相談させて頂きましたが、丁寧にご返答頂きまして大変参考になりました。
他事業者の方もわからない事がありましたら、気軽に何でも相談してみると解決策が見つかると思いますので、窓口を活用してみると良いと思います。
当窓口に相談を頂く中、事業化の動き、テレビ放映に追従するような支援となってしまった感がありました。その中で既に事業使用している標章で商標権が得られたことを窓口として安堵しております。今後も多忙と思われますが、山桃特産品開発、販売所等における拡販を進めて頂き、地域振興活動により一層力を注いで頂きたいと考えます。 (湯川 正晃)
地域興し商品に関する商標保護相談(348.0 KB)
掲載年月日:2020年3月16日