窓口支援事例
西明寺栗生産販売事業協同組合
商標

西明寺栗の地域団体商標取得支援

企業情報

所在地
秋田県仙北市
ホームページ URL
https://katakurikan.jimdo.com/
設立年
2015年
業 種
農林水産業
従業員数
28人
資本金

企業紹介

 当組合は、秋田県仙北市西木町西明寺地区周辺で西明寺栗を生産する事業者28名により、特産品である日本一大きな「西明寺栗」のブランド保護と販売力強化を目的とし2015年に設立されました。西明寺栗を栽培する栗畑は、かたくりの群生、密度とも日本最大級の規模を誇り、「かたくり群生の郷」として4月中旬から5月上旬にかけて開園されますので、ぜひ足をお運びください。

相談のきっかけ

 協同組合の設立を支援した秋田県中小企業団体中央会から、地域団体商標取得に向けて秋田県知財総合支援窓口の支援を受けるよう勧められた組合代表理事が、当窓口に相談に来られました。

支援概要

 組合員の理解を深めるため、県内先行事例である地域団体商標「三関せり」について、権利者のこまち農業協同組合職員から事例紹介をしてもらいました。さらに東北経済産業局特許室(現知的財産室)長から地域団体商標の制度を説明してもらいました。これらにより組合員合意の元で行われた商標登録出願手続きについて支援しました。出願後、二度の拒絶理由通知に専門家(弁理士)の派遣支援で対応し、2018年8月に「西明寺栗」は地域団体商標第6073522号として登録になりました。

支援成果

 地域団体商標を取得したことで、マスコミ報道等によりさらに知名度が上がり、売上単価も約2割上昇し収益が向上しました。また、渋皮煮や栗焼酎などの加工商品を開発し、6次産業化による地域おこしに繋がりました。需要に生産が追い付かないので耕作放棄地に栗苗木を植栽して生産増と農地活用に着手し、新たに若手事業者も加わって組合活動がより活発になりました。

企業コメント

 地域団体商標の初歩から取得まで適切な支援をいただき感謝しています。これからはさらに「西明寺栗」の付加価値を高めることで“稼げる”仕掛けを構築し、栗作りに携わる若手を呼び込むきっかけとなっていければと思っています。

窓口担当者コメント

 地域団体商標取得により収益が向上したことをうれしく思います。
これからは、より収益性の高い渋皮煮等の加工品事業についてサポートを続けて参ります。
(田嶋 正夫)

西明寺栗の地域団体商標取得支援(563.9 KB)

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掲載年月日:2020年8月21日

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