窓口支援事例
パッケージデザインを活用した販路開拓支援
企業情報
- 所在地
- 福島県福島市
- ホームページ URL
- https://www.kudamonobatake.jp/
- 設立年
- 2009年
- 業 種
- 卸・小売業
- 従業員数
- 20人
- 資本金
- 700万円
企業紹介
当社は、全国屈指の果物の名産地である福島市において、福島産の果物などを販売する直売所を経営しております。販売する果物は、さくらんぼ、桃、梨、ぶどう、りんごなど年間通じて約40品種であり、取り扱う果物は、福島市及び福島市近郊の生産農家に足を運び良質な果物栽培に取り組む生産農家と契約を結んで安心・安全そして美味しい果物を消費者にお届けしております。
相談のきっかけ
同社は、果物以外に、生産農家が栽培した生食用りんごを使用したりんごジュースなどの販売を行っていたものの、他社商品との差別化ができず販路開拓に悩んでおられました。その中で、過去の窓口利用経験を思い出されて窓口担当者に相談したことをきっかけとして支援を開始しました。
支援概要
他社商品との差別化を図るにあたり東北経済産業局の「おいしい東北パッケージデザイン展2018」の活用を提案し、福島らしさ溢れるパッケージデザインを作成しました。その後、専門家(ブランド)を活用しパッケージデザインを活かした商品販売、ブランディング等について支援を実施したほか、商品の販路開拓や知名度向上を狙い、複数の販路開拓支援事業を紹介し、事業活用の支援を行いました。また、特徴的なパッケージデザインの図柄を保護するため商標権の取得支援も実施しました。
支援成果
今回の支援により、りんごジュースの販売本数が約4倍に増加したほか、3種類のジュースを新たに開発し販売しております。また、福島県主催のデザインコンペでデザイン賞を獲得したことで商品の知名度が向上し、県内の販売取扱店の増加や地元銀行の株主優待に採用されるなど順調に売り上げを伸ばしております。商標権も無事取得できました(商標登録第6254176号)。
企業コメント
今回の支援では、知財総合支援窓口よりたくさんの支援事業に関する情報を提供いただいたことで、各種事業を有効に活用することができました。また、パッケージデザインの重要性を改めて感じることができました。今後も身近な相談先として窓口を利用したいと思います。
窓口担当者コメント
既存商品の差別化を検討する際、パッケージデザインの変更も一つの手段だと考えます。今回は、特徴的なパッケージデザインにうまく変更したことで販路開拓につながりました。福島の果物の価値と知名度向上に取り組む同社を今後もサポートして参ります。
(田島 隆博)
パッケージデザインを活用した販路開拓支援(560.9 KB)
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掲載年月日:2020年11月 5日