窓口支援事例
一般社団法人宮古観光文化交流協会
商標ブランド契約・法務

ご当地グルメ普及のための商標ライセンス展開

企業情報

所在地
岩手県宮古市
ホームページ URL
https://kankou385.jp/
設立年
1954年
業 種
その他
従業員数
25人
資本金

企業紹介

 当協会は市内の飲食店や宿泊施設などの観光関係事業者で構成され、観光資源の掘起しとPRに取り組んでいます。現在は、宮古市のご当地グルメ「瓶ドン」(ウニやホタテ、メカブなどの魚介を牛乳瓶に入れたもので、お客様自身がどんぶりのご飯にかけて食べる)を活かした誘客を実施しています。

相談のきっかけ

 同協会では、瓶ドンを地域の名物として普及させて誘客の目玉に育て、それを目的とした観光客を呼び込むことを期待されていました。瓶ドンを持続的に発展させていくための手段として、すでに登録を得ていた瓶ドンに係るロゴと文字の商標2件について、飲食店や製造事業者等へライセンス展開することを計画し、その具体的な方法に関して当窓口に相談をいただきました。

支援概要

 スムーズなライセンス展開のため、ライセンス契約のひな形作成をお勧めしたところ同意され、その作成について支援しました。さらに、ライセンスによって瓶ドンの品質・価値の維持向上も目指す、というご意向をひな形に具体化しようと派遣専門家(弁理士)とともにサポートしました。結果として、①容器は専用瓶を使用すること②三陸など指定された産地の魚介のみを使い、その旨を明示すること③宮古市に事業所を有していることなどの条項が盛り込まれたひな形が完成しました。

支援成果

 完成した瓶ドンのガイドラインと商標使用許諾契約書のひな形を活用いただいています。瓶ドンは、コロナ禍にあっても、通信販売等で全国に流通して宮古の観光を「セールス」し、コロナが明けてからは、全国からおいでになるたくさんのお客様が、お店ごとのバリエーション豊かな瓶ドンの味を楽しんでくださっています。

企業コメント

 瓶ドンが売れることも重要ですが、瓶ドンをきっかけとして宮古を広く知ってもらい、たくさんのお客様に観光に来ていただきたい、という期待を持っていました。窓口の工藤さんには様々な助言を頂くと共に何度も足を運んでいただき、我々の希望する内容の契約ひな形ができあがりました。

窓口担当者コメント

 瓶ドンは、無色透明な瓶が使われていて、中身の魚介が色鮮やかだし、いかにも新鮮でおいしそうです。見た瞬間、「これは観光客を呼ぶための強力なツールになる」と確信しました。果たせるかな、コロナ明けのいま、「本場での味は格別」と舌鼓を打ち、さらに「遊ぶ・見る」と、大自然の恵みを楽しむ人々で、宮古はにぎわっています。 (工藤 哲志)

ご当地グルメ普及のための商標ライセンス展開(739.7 KB)

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掲載年月日:2020年11月12日

更新年月日:2023年8月24日

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