窓口支援事例
華羅株式会社
商標

知財を利用した新製品による経営多角化

企業情報

所在地
島根県雲南市
ホームページ URL
http://www.kara.co.jp/
設立年
2006年
業 種
宿泊・飲食業
従業員数
3人
資本金
300万円

企業紹介

 当社は、古布や時代箪笥などのアンティーク家具の販売を手掛けていた先代から、生産者との架け橋や交流の場として中国地方初の日本野菜ソムリエ協会認定レストランとして事業承継(中小企業庁の創業補助金を活用)しました。

相談のきっかけ

 同社が契機となって近隣でも同様な店舗が増えました。そこで、競合他社との差別化を図るため、地元産の食材を利用して手作りにこだわった新商品(惣菜・弁当・冷凍食品)を考案され、それらの商標登録に関してよろず支援拠点から当窓口を紹介されました。

支援概要

 当初は、1つの商標を希望されておりましたが、権利化戦略として、商品群に対応した商標の見直しを助言したところ、最終的に2つの商標(①愛でる②愛でるKitchen)とすることを決断頂きました。
 なお商標②に対しては、登録拒絶の可能性を見出しましたので、専門家(弁理士)を活用して戦略の見直しを図りました。また、出願の手続き並びに審査に伴う対応等への支援を行った結果、商標②は審査中ですが、商標①は登録(商標登録第6249206号)となりました。

支援成果

 よろず支援拠点など関係機関の総合的な支援により、主力のカフェ部門とは異なる新規顧客を獲得でき、同社の収益は改善しました。特に新型コロナ禍では、店舗休業を余儀なくされたため、テイクアウトとして、冷凍総菜や日替わり総菜などのメニューを「愛でるKitchen」として充実させ、SNSの活用による広告や、出張販売、生産者とともにマルシェを開催するなどを行い、その活動が地元の新聞にも掲載されるなど、同社の事業継続を支えることになり、経営体質の強化に繋がりました。

企業コメント

 この度、商標登録をしようと決断したとき、何をどうしていいのかわからない中、知財総合支援窓口に丁寧に調べて対応いただき、スムーズに登録作業を行うことができ、心より感謝しております。
 また忙しい日々の業務に追われている中、特許庁への提出期限が近づくと、必ず連絡をいただきアドバイスをいただいたり、やり方を教えてくださったり、心強く感じましたし、助かりました。おかげ様で無事に商標登録作業もでき、次のステップに踏み出すことができました。

窓口担当者コメント

 同社は、経営幹部の人柄も相まって多くのお客様をお迎えしておりますが、私も一遍で魅了されてしまいました。これからも地域活性化の先頭に立っていただけるように、関係機関と連携してご支援したいと思います。 (齊藤 俊哉)

知財を利用した新製品による経営多角化(631.2 KB)

このページを印刷する

掲載年月日:2020年12月 8日

トップに戻る
  • 特許庁
  • 経済産業省
  • 独立行政法人
  • 知的財産相談・支援ポータルサイト
  • よろず支援拠点