窓口支援事例
合資会社ロォーリング
実用新案商標ブランド

ブランディングと権利維持で売上増

企業情報

所在地
福岡県三井郡
ホームページ URL
http://www.kasuri.jp
設立年
1995年
業 種
製造業
従業員数
6人
資本金
1,000万円

企業紹介

 当社は昭和30年頃初代永野宗重が久留米で永野商事を創業、その後2代目社長實藤俊和が大刀洗町で伝統工芸品の久留米絣や久留米織等の作業服の販売網を広げました。3代目實藤俊彦が縫製工場を創設し平成7年合資会社ロォーリングを設立。久留米絣と久留米織の技術を融合させた独自の生地を開発し、個性のあるオリジナル商品の研究開発を始め、被服、マフラー雑貨等を製造販売しています。

相談のきっかけ

 1995年頃から特許などの権利を取得し個性のある物作りをしていたが、特許の活用は既に終了し、今後は実案、意匠、商標権の活用を検討しているとの相談がありました。そこで、主に現在所有している商標を確認し、今後の事業計画などをお聞きして棚卸の作業とブランディングの支援を行いました。

支援概要

商標権の棚卸をJ-PlatPatの経過情報を確認し、必要な商標と今後の事業計画に必要ではない商標の検討を行いました。この中で、同社のブランドマーク”RoR”の後期分の納付期限を徒過していることが判明。6か月の倍額納付期限を徒過していた為、再度商標の申請を行うことになりました。他の商標についても更新期限の確認を行い、話題となった“侍マスク SAMURAIMASKR”においても、更新手続きを終えていることを確認しました。なお、再度申請した商標” RoR”は登録となりました。

支援成果

“侍マスク SAMURAIMASKR”は、自社開発の”からくりR”織を使用したデザイン性の高いマスクであり、”RoR”のブランドマークを付しています。”侍マスクR “とロゴマーク” RoR”は差別化され注目を浴び、”からくりR”織と共に商標権の持つオリジナル性の高い宣伝広告機能が発揮できました。

企業コメント

 このマスクは、各界有名人の方々がつけて下さり、地場でも多くご使用頂いて、TV、新聞雑誌等で報道され売上は5割増となりました。利用者の要求に応じ永くお使い頂けて、愛着の沸く手仕事品を提案できれば、廃品の削減等のエコロジーにも繋がると思います。改めて商標権の個性ある表現の大切さを実感しました。知財総合支援窓口でのJ-PlatPatの活用や維持管理方法等をご指導いただいた結果だと思います。


窓口担当者コメント

 同社とは、支援窓口の業務を始めてからの長いお付き合いとなっており、実用新案や商標等に関したご支援を行ってまいりました。企業理念である「人と環境に優しい物づくり」を目標に日々貢献されております。今後も特許料支払期限通知サービス等利用できるサービスを知財総合支援窓口でご支援していきたいと思います。 (花田 好子)

ブランディングと権利維持で売上増(651.5 KB)

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掲載年月日:2021年5月24日

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