窓口支援事例
こだわりの農産物栽培方法の権利化とブランド化の支援
企業情報
- 所在地
- 佐賀県伊万里市立花町
- ホームページ URL
- -
- 設立年
- 2018年
- 業 種
- 製造業
- 従業員数
- 3人
- 資本金
- 100万円
企業紹介
当社は、佐賀県伊万里市・有田町を中心に地元の農家が安心して生産できる仕組み(生産管理・商品企画・販売「通販事業との提携」)の構築を目指し、農産物の栽培管理を担うグループ会社「IPC」とともに健康食品の企画・販売をワンストップサービスで行っています。特に九州産嘉定種を低温熟成し、さらに恒温室で追熟させた低温二段階熟成工程仕込みの完熟黒にんにくは、栽培管理・薬膳製造・商品販売企画等の充実により、自社の一押し商品になっています。
相談のきっかけ
創業当初から、地元の信用金庫と連携して、知的資産経営計画セミナーを利用する経営に取り組まれていましたが、儲けを意識したビジネスツール等の活用に苦慮し売上げが低迷。知財総合支援窓口のフォローアップをきっかけに、開発商品のブランド化及び知財経営など、事業として儲かる仕組みについて支援をすることとなりました。
支援概要
支援を通じて、経営者に求められるスキルの向上が売上げ低迷打破のポイントであることが判明し、経営課題の洗い出しと底上げ支援を行いました。具体的には、専門家(ブランド)から儲かる会社(稼ぎ方)について、資金の守り方、増やし方、貯め方、使い方などの改善・是正を受け、更に、農作物の栽培方法について専門家(弁理士)から特許出願、また、生産者からの栽培ノウハウ漏洩の防止を図るために、INPIT知財戦略アドバイザーなど、経営者の悩み解決に向けて広く専門家を活用した支援を行いました。
支援成果
特許出願による新たなビジネス(ライセンス事業)への可能性が見えてきた他、今までの家族経営から、儲かる会社へと意識改革がされたことで、少人数での売上向上に捉われず、新たなビジョン「やりたいことが出来る会社」を目指し外に目を向け金融機関と連携したことで、2021年初旬に福岡、大阪等で開催されたフード展示会に積極的に出展、大手バイヤーからの信用を勝ち取り、新規受注先の増加で売上向上につながっています。
企業コメント
窓口を利用したことで、色々な知恵を専門家から授かりました。特に商品を作って売るのではなく、顧客目線での企画・商品化が重要であることを改めて理解し、更なる知恵を活用して新たなビジネス(小口加工品の滅菌・殺菌事業・工場新設)に着手することで、目標売上額(3億)の数字が見えてきました。
窓口担当者コメント
経営者とのコミュニケーションを深めたことで、経営者の商品企画は素晴らしいことが十分に解りました。新たなビジネス (小口滅菌・殺菌工場)は、飲食関係では今後ニーズが高い技術です。今回の支援経験を武器に、自社の強みが柱になる様に支援をしていきたいと思います。
(末次 孝之)
こだわりの農産物栽培方法の権利化とブランド化の支援(139.5 KB)
このページを印刷する
掲載年月日:2021年9月 2日