当社の事業は、世界的観光地日光に程近い、宇都宮市北西部の自然豊かな地にて、1964年に先代が柚子の苗木を植えたのが始まりです。柚子は本来温暖な地に向く果樹ですが、当園の柚子は北緯36度帯の寒暖差により、肉質が厚く香り高い特徴を有しています。消費者の皆さんにいつでも手軽に味わって頂けるよう商品開発を始めた、生産者の顔の見える「宮柚子」は多くの料理専門家から「こんな素晴らしい素材があるのか」と絶賛されており、これらの特徴を生かし、B to B、B to C事業を展開しています。
既存商品や新商品の用途拡大に伴うブランドの構築には、知的財産を利活用することが大変有効であることがわかりました。柚子の魅力については、国内はもとより海外においても、中小企業庁、ジェトロなどの助成指導を受け、フランスの展示会に参加した際の反響により確信しています。
国の助成制度を利用し、海外の食品展示会に出展して好評を得るなど、グローバル活動にも積極的です。新ブランドの普及定着のために知財面での支援を引き続き行っていきたいと思います。
(北條 真俊)
新ブランド×知財でご当地柚子の魅力を再発見!(109.2 KB)
掲載年月日:2021年9月24日