窓口支援事例
「マンゴーの森」が生み出す新商品の知財支援
企業情報
- 所在地
- 鹿児島県指宿市
- ホームページ URL
- http://mango-kameya.com
- 設立年
- 1968年
- 業 種
- 農林水産業
- 従業員数
- 11名(パート含む)
- 資本金
- 500万円
企業紹介
当社は、昭和43年、指宿市の観光地長崎鼻で土産品店を始めました。鹿児島県フラワーパーク開園に伴い、平成10年に燦々と輝く太陽ときれいな空気の南国開聞岳の麓、長崎鼻に移転してマンゴーの観光農園を始め、マンゴーの栽培と販売、マンゴー関連の商品・販売を行っています。
相談のきっかけ
同社は自社観光農園を「マンゴーの森」という名称で商標登録して、マンゴーの栽培と販売、マンゴー関連の商品・販売の販路開拓を図りたい意向でした。知財を活用して、ブランド化を進める計画で、指宿市・菜の花商工会の中園経営指導員の紹介を受け、企業訪問を行い、支援が始まりました。
支援概要
商標出願にあたり、他者の権利調査を行い、登録査定の可能性があることから、その後、専門家(堀田弁理士)を派遣して2019年に3件の商標出願支援を行い、2020年8月に登録となりました(商標登録第6283589号)。また、2020年11月に新たに2件の商標出願を行い、知財による新商品の開発や多角的な経営・販売を進めました。さらに、販路開拓に向けて中小企業診断士(中谷先生)を派遣して経営革新を図りました。また、鹿児島県よろず支援拠点の新地氏・鎌田氏とも連携して支援を行い、店内の内装も一新しました。
支援成果
登録商標を活用したホームページを作成してインターネット販売を始めたところ、多くの注文をいただけるようになりました。また、知名度も上がり、その成果として指宿市「ふるさとの納税」で返礼品として上位にリストアップされ、売上増につながりました。これを機に、知財をベースにした商品企画や新たな商品の設備投資を行い、多角的な経営を目指しています。
企業コメント
知財を活用したところ、注文が増え、大手旅行会社との業務連携もスムーズになり、観光土産品の販売も好調になりました。また、商標登録したことで、安心して自社の営業・広報・宣伝をすることができました。現在、新商品の開発を進めており、ドライフードは11月販売開始、アイスクリームは2022年4月に販売予定です。
窓口担当者コメント
経営者が知財に関して意識が高かったことから、支援がスムーズに進みました。商標登録したことで新たな商品展開を進め、更なる商標出願にもつながりました。また、販路開拓に向けて中小企業診断士を派遣して、経営革新を図りました。
(新村 孝善)
「マンゴーの森」が生み出す新商品の知財支援(132.4 KB)
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掲載年月日:2021年10月11日