窓口支援事例
有限会社衣川木工所
特許商標

アイデア溢れるバリアフリー商品で売上と雇用の増加!

企業情報

所在地
愛知県常滑市
ホームページ URL
http://www.door-senmon.com/company.html
設立年
1988年
業 種
製造業
従業員数
5人
資本金
500万円

企業紹介

 当社はバリアフリードア専門店として、高齢者や障害のある方が日常生活に必要な開口部(出入口)、簡易仕切りなどを不自由なく使用できるように、使用される方からの要望に合わせた受注生産品の提案・開発しております。

相談のきっかけ

 過去支援を受けていたINPITの特許流通アドバイザーを通じ、福祉施設用折り戸で従来のレールが取付けられない場所のためバリアフリー化された製品の相談が、INPIT愛知県知財総合支援窓口にありました。

支援概要

 同社を訪問し、チェーン構造の試作品等を確認し、特許・商標の出願等支援することになりました。
 どのような角度で扉を開けても安全に扉が閉まる福祉施設用トイレ扉を開発され、展示会に出展するため専門家(橋本弁理士)を活用した特許出願の支援を行い、2019年末に無事に特許取得できました(特許第6780174号)。更に、当該扉につける名称である「ふわっ戸ストッパー」の商標権取得も支援(商標登録第6454640号)。さらに、コロナ禍においても、ドアノブを素手で開閉することの感染対策として、体で開閉できる構造の扉の部品についても4件の試作品を完成させ、同専門家活用により特許出願し、特許料の減免措置・早期審査等の支援も行い、2021年末に特許取得されました(特許第5452674号)。

支援成果

 コロナ禍でもアイデア溢れる商品を知財で保護しながら展開し、福祉施設・病院関係や幼児関係で売上も増大しています。また、戦略的な知財管理により、合計特許権8件、商標権5件を取得し、今年待望の大阪で6月開催のバリアフリー展などに特許製品を出展予定です。商品のバリエーションと売上の増加による部品製作などで業務が大幅に増加し、従業員増員を計画しています。

企業コメント

 3DCAD・3Dプリンターを利用することによって、市販に無い為に不便を強いられている方からの要求を早く解消する事が出来る様になり、その中で権利化について以前から指導を頂いています。知財総合支援窓口を利用させて頂き、権利化や売上増加などが達成されました。

窓口担当者コメント

 社長自ら3Dプリンターを駆使し、試行錯誤して顧客の納得がいく製品を納入するという研究熱心な過程で生まれた斬新なアイデアをほぼ毎年製品化しており、その後、よりシンプルな構造のバリエーションを含めて特許・意匠・商標の権利化支援をすることができました。 (井上 勝)

アイデア溢れるバリアフリー商品で売上と雇用の増加!(102.4 KB)

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掲載年月日:2022年2月 7日

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