窓口支援事例
奈良毛筆協同組合
商標ブランド

「奈良筆」の地域団体商標登録で全国にブランド発信

企業情報

所在地
奈良県奈良市
ホームページ URL
-
設立年
1950年
業 種
その他
従業員数
84人
資本金

企業紹介

「奈良筆」は弘法大師が唐で毛筆の製造を修めて帰り、大和の国の坂名井清川なるものに伝授したのが始まりと云われています。奈良筆伝統の技法である「練り混ぜ法」は原毛を個別に水にひたして固め、千差万別の毛質を巧妙に組み合わせ、その配分と寸法を決めて入念に混ぜ合わせるため、穂先の仕上がりに絶妙の味をもった筆が生まれます。その歴史と伝統に培われた匠の技と心を継承し、高い品質を守り抜いています。

相談のきっかけ

 2017年3月の小学校学習指導要領改訂で、低学年において筆を用いた書写授業を導入する事が決定しました。そこで「奈良筆」のブランド力向上の必要性を感じた同組合に所属する企業より、同年7月、「奈良筆」の地域団体商標権取得についてINPIT奈良県知財総合支援窓口に相談があり、支援を開始しました。

支援概要

 初めに、地域団体商標の登録要件と周知資料の必要性等について説明したところ、自己出願の方針を決定されました。次に、専門家(大森亜子弁理士)を活用し、具体的な出願手続と周知資料の事前準備についての助言をし、2017年10月、同組合により自己出願されました。周知性に関する拒絶理由通知を受領した際には、再度同専門家を活用し、収集頂いた資料を基に応答方針を検討し、意見書及び証明資料の提出について助言。その後も上申書提出対応の支援等、継続的に支援しました。

支援成果

 最初の相談から約4年の支援を経て、同組合の「奈良筆」周知活動の取組が認められ、2021年6月に地域団体商標に登録されました(商標登録第6415196号)。同年10月には、連携支援機関の奈良県産業振興総合センターが東京の「奈良まほろば館」に「奈良筆」を出展し、全国にブランドを発信しました。今後も各種イベント等を通じて、ブランド力向上を図る予定です。


企業コメント

 日頃から「奈良筆」に関する資料を収集保存しておいた事が拒絶理由解消のために役立ちました。
地域団体商標登録を機に、日本筆発祥の地から、「奈良筆」を、全国に発信していきます。

窓口担当者コメント

 「奈良筆」は書道の奥深さを伝える逸品かと思います。奈良県の代表的伝統工芸品が、地域団体商標登録を通して、全国ブランドとして認知され、「書道」の世界を拡げていくことに貢献していくことを期待しています。 (澤田 敬)

「奈良筆」の地域団体商標登録で全国にブランド発信(134.3 KB)

このページを印刷する

掲載年月日:2022年4月 7日

トップに戻る
  • 特許庁
  • 経済産業省
  • 独立行政法人
  • 知的財産相談・支援ポータルサイト
  • よろず支援拠点