当社は山梨県の伝統工芸品である甲州印伝製品の製造・販売を行っており、社長は、現在日本唯一の甲州印伝 伝統工芸士(総合部門)の称号保持者です。これまでに全国伝統的工芸品公募展で会長賞を受賞したほか、若手奨励賞のなど多くの受賞歴があります。さらに、伝統ある甲州印伝をより広く社会に認知されることを目的に、伝統工芸の技を活かした事業展開の新たなあり方を模索しています。
今回の支援を通じ、自社の特色を再認識できたとともに、知財の重要性を再認識できました。また意匠権や商標権を取得できたのは、今後の商品展開において非常に重要であると言えます。今後は得た知見を基に、さらなる発展、また知財の活用をして行きたいと考えています。
支援のきっかけであった「鳥獣戯画」をモチーフとした意匠権の取得から始まり、同社の進化する伝統に対する社長の真摯さに接することができました。支援中に学ぶことが多くあり、とても勉強になりました。知財を活用した同社のさらなる発展を願っています。
(近藤 功)
伝統工芸の技を活かす事業・知財戦略の確立(121.6 KB)
掲載年月日:2022年7月19日