窓口支援事例
新製品の商品化支援
企業情報
- 所在地
- 長野県諏訪郡富士見町
- ホームページ URL
- https://imai-kensetsu.jp
- 設立年
- 1961年
- 業 種
- 建設業
- 従業員数
- 5人
- 資本金
- 1,000万円
企業紹介
当社は、道路・河川・上下水道・宅地の整備から、住宅や公共施設の基礎整備、さらには森林管理や造園に至るまで、土木・建築のスペシャリストとして、地域の暮らしを支えています。
また、映画・ドラマ・コマーシャルなどの撮影現場を裏方としてサポートしています。
相談のきっかけ
同社は、建機運転席カバーシートの商品化について以前から構想しており、税理士に相談したところ、製品化するのであれば、その前に当該構想したアイデアを特許出願しておくことを勧められました。しかし、特許出願についての知識がなかったため、特許を含めた知的財産権の保護を図りたいとの要望でINPIT長野県知財総合支援窓口に相談に来られました。
支援概要
建機運転席カバーシートは、構造が単純であることから、後発の競合他社が参入するリスクが高いことを鑑みて特許出願の重要性について説明し、発明のポイントを整理したのち、専門家(弁理士)を派遣して特許出願の支援を行いました。また、新製品の商品化をどう進めていけばよいかとの要望に対応し、長野県地域資源製品開発支援センターと連携してプロジェクトを編成し、構想企画からデザイン、販売促進、情報発信まで含めて商品化の実践を総合的に支援しました。
支援成果
(1) 新製品のリリース前に特許出願が完了しました。
(2) 新製品の商品化の実践を総合的に支援して商品化することができました。
(3) 新製品の発売に先駆けて県庁での新製品発表記者会見を行いました。
(4) 新製品の商品名(イマeシ-ト)の商標出願を行い、ファストトラック審査
ののち、約5か月後に登録(第6643588号)されました。
企業コメント
従来の建機運転席カバーシートは、軽トラック用の荷台カバーやブルーシート等を代用していたため、装着作業の際に「重い」、「かさばる」、「たたむのが大変」、「作業中どこに置く?」といった課題がありましたが、長野県地域資源製品開発支援センターとINPIT長野県知財総合支援窓口の支援を受けながら当該課題をクリアーした新製品を商品化し、なにより、建機を大切に使いたいというユーザーに届けることができました。
窓口担当者コメント
知的財産権を取得することは、特許権等に守られた事業展開を行うことができるので大きな強みになります。今後、新製品の更なる市場への手がかりを掴むとともに、販路開拓を目指し中小機構の「販路開拓コーディネート事業」への取り組みを知財・契約面からサポートしていく予定です。
(金井 信夫)
新製品の商品化支援(124.5 KB)
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掲載年月日:2023年5月18日