窓口支援事例
株式会社プラネット
特許実用新案海外展開

観葉植物を用いた空気浄化装置等の開発

企業情報

所在地
愛知県豊橋市
ホームページ URL
https://www.g-planet.com/
設立年
1990年
業 種
農林水産業
従業員数
86人
資本金
2,000万円

企業紹介

 当社は自然環境のなかで共生する「植物の持つ力」から学び、循環、持続型の「植物型企業経営」の考え方をしっかり定着させることで、事業の独自性と差別化を行っています。植物がしっかり根を張って木(幹)を成長させていくように社員教育と働き甲斐のある環境づくりを大切にしています。

相談のきっかけ

 同社は平成28年より化学肥料・農薬を使用しないナチュラルオーガニック栽培を目指しており、自然界の微生物が生息することを特徴とする有機液体肥料および有機固形肥料の開発において共同特許出願を検討するにあたり、INPIT愛知県知財総合支援窓口に来訪されたことがきっかけです。

支援概要

 はじめに、菌根菌のオーソリティーである石井孝昭博士((一財)日本菌根菌財団理事長)の指導を受け、専門家(橋本弁理士)を活用して支援した結果、共同特許取得(特許6470811号)に至りました。また、同専門家を活用して、室内空気中の汚染物質を分解・吸収し、心身のリラクゼーション効果のある観葉植物を用いた「空気浄化装置」についても特許出願し、JAPIOによる先行技術調査結果を受けて、早期権利化(特許7299649号)を支援しました。また室内のバイオフィリィク緑化を目指してハイドロカルチャー植物用培地、水位計についてもWEB情報などを紹介し、早期権利化(実用新案3241737号)を支援しました。

支援成果

 特許出願・権利化を通じて技術的な強みを明確にできたので、ドーハ国際園芸博覧会において、半年間、農水省の窓口としてパブリックビューイング(https://www.g-planet.com/philosophy/index17.html)に採択され、企業の考え方や緑化での競合に対する強みなどの適切なアピールができました。会社概要、バイオフィリア緑化、空気清浄装置(特許関連)、ハイドロカルチャー技術、有機肥料、室内緑化事例を紹介しています。

企業コメント

 創業から35年、一貫して土を使用しないハイドロカルチャー観葉植物を関東、中部、沖縄にある自社直営農場で生産し、近年はバイオフィリィックデザイン緑化などを設計から施工、メンテナンスまでナチュラルオーガニックで行っています。そのための独自技術のフォローに感謝しています。

窓口担当者コメント

 同社は更に国交省のヒートアイランド現象の緩和、グリーンインフラによる国土強靭化対応として、「蓄雨型植物養生システム」についても特許出願に向けて研究開発を進めています。雇用面でも農業・福祉連携にも積極的に取り組んでいて、引き続き支援を継続しています。 (井上 勝)

観葉植物を用いた空気浄化装置等の開発(371.5 KB)

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掲載年月日:2023年10月11日

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