窓口支援事例
入札参加資格審査申請システムの知財支援
企業情報
- 所在地
- 徳島県徳島市
- ホームページ URL
- https://www.mira-jp.com
- 設立年
- 1994年
- 業 種
- 技術サービス業
- 従業員数
- 14人
- 資本金
- 1,000万円
企業紹介
当社は、徳島市に本社を置くソフトウェア開発会社です。1994年の設立以来、主に地方自治体向けのソフトウェア開発、サポートを行っています。自治体業務の効率化に貢献するため、契約管理システム、電子申請システムなどを提供しています。
相談のきっかけ
自治体は、公共事業の入札業者を定期的に募集しています。従来、入札資格の審査申請は紙媒体で、担当者による手作業での確認が必要でした。このプロセスを効率化するため、電子申請システム「BID-ENTRY」が開発されました。特徴は、申請書と提出書類を画面上で比較できる二画面表示機能です。同社は、この機能のビジネスモデル特許の取得可能性を検討するに際し、INPIT徳島県知財総合支援窓口に相談しました。
支援概要
入札参加資格申請の電子申請システムについての先行文献調査の方法(J-PlatPatによる調査)について助言しました。次に、専門家相談(羽柴拓司弁理士)を活用して、アイデアの詳細と今後のビジネス展開についてヒアリングを行った上、システムのフローチャートの作成を助言する等、権利化の支援を行いました。その結果2022年1月に特許登録出願し、2024年7月に登録となりました(特許第7521833号)。
また、「BID-ENTRY」についても、今後の展開を考慮し、商標登録をすることになり、専門家とともに区分について検討し、2022年3月に商標登録出願の支援を行い、同年9月に登録されました(商標第6613547号)。
支援成果
入札参加資格審査申請の電子申請システム「BID-ENTRY」の審査機能について、特許登録となったことから、顧客からの信用も上がり、売上向上につながっています。また、随意契約もしていただける自治体等の公共機関も獲得してきています。
企業コメント
当社の電子申請システム「BID-ENTRY」の二画面表示機能に関するビジネスモデル特許取得につきまして、専門家の方にご支援いただき、大変お世話になりました。おかげさまで、無事特許を取得することができ、心より感謝申し上げます。特許取得により、当社のブランド力は大きく向上し、お客様からの信頼もより一層厚くなりました。また、特許取得をきっかけに、複数の自治体から随意契約のご相談をいただくなど、事業展開にも大きく貢献しております。これもひとえに、貴窓口の専門家紹介、そして親身なご指導の賜物と深く感謝しております。
窓口担当者コメント
入札参加資格審査申請の電子申請システムの審査機能についてのビジネスモデル特許ということで、専門家との相談を重ね、特許登録をすることができました。今後も経営課題に即した知的財産支援を継続していきたいと思います。
(河端 繁勝)
入札参加資格審査申請システムの知財支援(131.9 KB)
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掲載年月日:2025年1月 6日