窓口支援事例
栃木県宇都宮市初のワイナリーからの事業発信
企業情報
- 所在地
- 栃木県宇都宮市
- ホームページ URL
- https://www.hinoewinery.com/
- 設立年
- 2009年
- 業 種
- 農林水産業
- 従業員数
- 2人
- 資本金
- 300万円
企業紹介
当社は、宇都宮市内で初めて醸造用ぶどう栽培に挑戦し、5年を掛けて自社醸造所「Hinoe Winery」(ヒノエワイナリー)から宇都宮初のワイン販売を開始しました。当社ではシイタケ栽培を手掛けていますが、これに加えて長年の夢であった、自社醸造ワイン事業を立ち上げることができました。これから宇都宮のオリジナルブランド「Hinoe Winery」を発信していきます。
相談のきっかけ
同社がぶどう栽培、オリジナルワインの製造事業を手掛けていることは、同社に隣接して既にINPIT栃木県知財総合支援窓口を利活用されている「床井柚子園」からの御紹介で知り、その後も色々と御協力いただきました。同社を訪問しヒアリングしたところ、事業ブランドとして、またワインブランド「ヒノエ」としての商標登録の必要性を感じていることが分かり、当窓口を利活用していただくことになりました。
支援概要
命名するブランド名称の権利化に関わる支援では、商標権取得までの流れなどについて概略を御説明するとともに、ブランドの活用事例や使用形態に対応する文字、ロゴマーク、文字と図形結合標章などの各種選定検討、並びに事業商品と商品/役務区分の特定検討についてアドバイス、更に専門家(藤掛宗則弁理士)による相談会においてアドバイスを行いました。また、同社による商標登録出願手続、中間対応、登録料納付など、出願から商標権の取得及び管理まで一連のお手伝いをしました。
支援成果
「Hinoe Winery」の商標登録出願は、拒絶理由通知を受けましたが、専門家(若崎義和弁理士)から中間対応について助言を受け、2024年2月に登録されました(商標第6777144号)。
栽培したワイン用ブドウの醸造は、当初県外の醸造所に委託していましたが、2023年宇都宮市に自社醸造所が完成したことで、2024年3月には、名実ともに宇都宮産のワインが誕生し、同商標が付されたワインが上市されました。商標が付された商品は、現在、宇都宮市内の酒店及びオンラインショップにて販売されています。
企業コメント
醸造規模は、少量生産ですが品質・味わいの向上に取り組んでいきます。
私たちが愛情を込めて栽培したブドウから作ったオリジナルワインを、地元の食材を使った料理と一緒に楽しんでいただければ幸いです。
窓口担当者コメント
醸造用ぶどう栽培生産のため、御主人は一大決心東京から脱サラUターン、宇都宮市の青年等就農計画(認定新規就農者)制度の認定を受けて、御夫婦二人三脚で本事業を立ち上げ、事業商品ワインの上市に成功されました。御夫婦が生んだ宇都宮初のワイン発信に当窓口も支援させていただきます。
(北條 真俊)
栃木県宇都宮市初のワイナリーからの事業発信(538.9 KB)
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掲載年月日:2025年1月29日