窓口支援事例
独自ブランドバッグで子育て世代支援
企業情報
- 所在地
- 神奈川県大和市
- ホームページ URL
-
https://www.witheminal.com
- 設立年
- 2021年
- 業 種
- 卸・小売業
- 従業員数
- 2人
- 資本金
- 100万円
企業紹介
当社はもともと海外から画期的な商品を見つけて販売することをメインに行っておりました。その中で、お客様のお悩みに触れることも多くなり、自ら保育士及び子育ての経験を生かした画期的な商品を開発したいと考えるようになり、今回の抱っこもできるショルダーバッグを開発しました。これは子育て中に誰もが抱えるお悩みの解決商品です。
相談のきっかけ
ショルダーバッグのような形状で幼児を抱えることができるバッグ及びその抱っこひもに標章「iccho」を付けて販売したいため、その商標権の確保にあたり、INPIT神奈川県知財総合支援窓口にて支援を行うことになりました。「一緒」の幼児語「いっちょ」の商標名で子育て世代を引き付け、ビジネスを伸ばしたいという同社の想いが伝わりました。
支援概要
J-PlatPat(特許情報プラットフォーム)を使用した類似商標確認方法を説明するところから支援を開始しました。標章「iccho」には同一称呼及び同一称呼を含む登録商標が既に存在していたため、再度商標名を検討いただき、幼児語の「どこでもいっちょ」を意味する標章「DDiccho」の商標権を取得することができました。また、子育て商品全体の商標としても「Hugして育てる」ことを象徴させる標章「Hug育」に関しても、権利範囲の広い商標権を取得することができました。
製品化するバッグそのものについては、専門家(弁理士)の協力も得ながら意匠権侵害を避けるよう助言するとともに、意匠・デザイン専門家の協力も得てこの商品の改良にも取り組んでいただいています。なお、本支援に当たっては、当窓口の外部相談窓口を開設いただいている大和市役所とも連携しつつ、支援を行いました。
支援成果
上記バッグに係る商標等を3件取得し(商標登録第6812852号、第6863345号、第6827140号)、これによって自社商品のブランディング、他社知的財産権の回避にも積極的に取り組まれ、クラウドファンディングも活用し資金調達を行い、在庫リスクも下げ地道に売上げを伸ばしています。また、商標・意匠の類似確認方法、取り扱う商品の事前の特許侵害確認方法、輸入商品で使用されている外国商標の日本での権利化に関する注意事項・権利化プロセスに関して理解を深めていただきました。
企業コメント
「安全に販売したい。安心して御使用いただきたい。」といった想いで相談させていただいております。商標を申請することで、商品にかける想いが形になり、自信や、やる気にもなります!お客様からは「良い商品をありがとう」「育児がラクになりました」と嬉しいお言葉をいただいております。今後もお客様のニーズに合った商品の提案に努めてまいります。いつも幅広い御提案に感謝申し上げます。
窓口担当者コメント
同社は複数の輸入商材を扱っており知的財産に関する相談も多岐にわたっています。同社は自身の商品に関し他者侵害確認を地道に行いリスク最小にしてビジネスをされているため係争リスクも低減していると思います。フォローアップも含め今後も適宜支援を行っていきたいと思います。
(小林 玲一)
独自ブランドバッグで子育て世代支援(156.7 KB)
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掲載年月日:2025年3月19日