窓口支援事例
フクロモモンガへの思いを知財で守る
企業情報
- 所在地
- 神奈川県平塚市
- ホームページ URL
-
https://fukumomo-labo.com
- 設立年
- 2021年
- 業 種
- 卸・小売業
- 従業員数
- 1人
- 資本金
- -
企業紹介
当研究所では、フクロモモンガの飼育に関する知識や情報を広く共有し、飼い主様同士が交流をすることができるオンラインコミュニティの運営を行っております。 またフクロモモンガ専用の飼育用品の開発を事業として展開しております。これからも飼い主様とフクロモモンガが快適に過ごせる環境づくりをサポートしてまいります。
相談のきっかけ
悪意を有する他者に出願を依頼し登録査定となった商標の再出願に関する相談と、フクロモモンガ用の袋の意匠出願に関する相談がきっかけでした。フクロモモンガに関する第一人者というイメージの商標権と袋のデザインで意匠権を取得し、フクロモモンガをペットとする文化とともにそのビジネスを伸ばしたいという同研究所の想いが伝わりました。
支援概要
同研究所は以前、フクロモモンガに関するコミュニティで使用する標章「モモンガ博士」「フクロモモンガ研究所」の商標権取得のプロセスにおいて、悪意を有する他者に出願を依頼し、弁理士を介して登録査定となりました。しかし、悪意を有する他者との関係で権利上問題が発生する可能性を危惧していたため、まずは出願取下げ処理が必要であることを助言しました。また、同研究所から同一内容で標章「モモンガ博士」「フクロモモンガ研究所」の商標権を確保したいと希望があったため、再出願に関する支援を行いました。
また、同研究所はフクロモモンガを入れる袋に関しても意匠・商標の権利化を希望していたため2件の意匠出願、及び標章「ティモン」の商標出願を支援しました。
支援成果
商標権3件(商標登録第6652485号、第6652486号、第6755730号)、意匠権2件(意匠登録第1786848号、第1750697号)を取得することができました。
小さくて住居内で飼育しやすいフクロモモンガは、近年人気が高まりつつあるとのことで他店との競合もありましたが、Web、SNSで登録した商標を活用しユーザーをひきつけ、意匠権でも自社商品のデザインを独占し売上げも伸ばしています。
企業コメント
INPIT神奈川県知財総合支援窓口様の御指導を仰ぐことになり、安心して新商品の開発や情報発信に取り組むことができるようになりました。御丁寧かつ迅速な対応に心より感謝しております。
窓口担当者コメント
同研究所はフクロモモンガに対し非常に愛情を持ってビジネスを行っており、フクロモモンガに関するコミュニティや販売される商品に関し積極的に商標権、意匠権を確保されビジネスを守られています。現在フクロモモンガに関するビジネスを更に拡げておられるので、今後も支援を行っていきたいと思います。
(小林 玲一)
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掲載年月日:2025年3月24日