窓口支援事例
商標登録から販売促進・集客向上へ
企業情報
- 所在地
- 滋賀県野洲市
- ホームページ URL
-
https://konorome.my.canva.site/
- 設立年
- 2022年
- 業 種
- 卸・小売業
- 従業員数
- 2人
- 資本金
- 400万円
企業紹介
「作り手の私からお客さまへ お客さまから大切な方へ想いが届きますように」をモットーに、野洲市の小さな店舗にて、焼き菓子を主体に販売しているお菓子店です。
相談のきっかけ
菓子店を開業される前に、野洲市商工会主催の「創業塾」 にて知的財産の説明を聞かれた後、商標についてINPIT滋賀県知財総合支援窓口へ相談されたのがきっかけです。そのときはまだ商標名は決めておられず、商標の案を幾つか出してみることを助言しました。
支援概要
商標の案を3つ考えてこられ、商標の調べ方を説明しながら調査を一緒に行い、調査結果で残ったユニークなネーミングについて、商標出願の支援を行いました(屋号商標「コノロメ」は漢字「届」の書き順に沿ってカタカナに分解したもので、お店のモットーを表しています)。
上記屋号を小売等役務商標として登録するため、第35類についての「商標の使用又は商標の使用を開始する意思の証明」に係る助言を行いました。
その後、売上げアップ、販促や店舗集客について課題があるとのことから、滋賀県よろず支援拠点のコーディネーターの支援や、「マーケティング・販促」の専門家(片桐かほり氏)を活用し、店舗の内外の宣伝手段(商品陳列、のぼり、看板など)や集客力アップについて助言を行いました。滋賀県の「令和5年度 滋賀県ちいさな企業応援月間」事業における「キラリ輝く滋賀のちいさな企業」へのInstagram(登録商標)掲載に向けて支援を行い、掲載されました。
一方、夏場の暑さ対策が不十分では焼き菓子の製造販売が難しいため、夏場の1か月半ほど休業されたことから、次年度には店舗を継続的に開店するために夏場対策を講じるよう助言しました。販路拡大・集客のためのイベント(例えばお菓子の教室を開催するなど)を検討することや、店舗がある地域の「妓王寺の逸話」にちなんだ関連商品を作りたいとのことであったので、その開発の進め方も助言しました。課題解決に向けてフードコーディネーターの専門家(目片智子氏)による支援を行ったことで、材料の仕込みや調理法、冷蔵保管設備の導入など、夏場対策の実現が見えました。
支援成果
支援の結果、野洲に「菓子工房コノロメ」を開業されました。屋号に関する商標が登録され、店舗内外のPRやパッケージなどへの使用や、Instagram(登録商標)などのSNSを通じて活用されております(商標登録第6712596号)。また、専門家の助言を取り入れることにより店舗内のディスプレイなどの更新・バージョンアップを逐次行われ、夏場対策にも積極的に取り組んだことで、売上げは開業当時と比べて大きく増加しています。
企業コメント
開業後、自分たちではわからない専門的なこと(商標登録・店内ディスプレイ・店外危険対策・ホームページ作成)をINPIT滋賀県知財総合支援窓口にて御支援いただき、店内のイメージアップ、安全対策、集客アップにつながりました。
焼き菓子の製造販売が難しい夏場対策として、夏季商品の開発、販路開拓のために引き続きコーディネーターの専門家による御支援をいただいており本当に有り難く感謝しています。
窓口担当者コメント
母娘のお二人の小さなお店です。美味しい焼き菓子を作って頑張っておられる「菓子工房コノロメ」さんの事業が更に発展できるように、今後も専門家を活用して支援したいと考えています。
(吉井 映滋)
商標登録から販売促進・集客向上へ(137.5 KB)
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掲載年月日:2025年3月27日