窓口支援事例
後付け安全運転支援装置の事業戦略支援
企業情報
- 所在地
- 埼玉県越谷市
- ホームページ URL
-
https://www.youtube.com/watch?v=oNAH7kJrV8E
- 設立年
- 1987年
- 業 種
- 製造業
- 従業員数
- 7人
- 資本金
- 1,000万円
企業紹介
当社は、「自動車ペダルの踏み間違いによる暴走事故をゼロにする」ことを使命として、国立大学法人埼玉大学大学院理工学研究科の楓和憲准教授との共同研究により、自動車ペダル踏み間違い時急加速抑制装置「アクセルブレーカー」を開発しました。当製品は電子制御によらず、アクセル機構への力の伝達を遮断することで急加速を抑制できる装置です。
相談のきっかけ
同社は自動車のカスタムパーツを製造販売しており、安全運転支援装置の分野での取組は新たな挑戦でした。以前、INPIT埼玉県知財総合支援窓口を利用されたとき、同窓口では中小企業等が抱える経営課題について幅広に支援している、とご案内していたことから問合せがあり、支援が始まりました。
支援概要
相談当初の状況整理から、まずは「アクセルブレーカー」事業全体の基礎となる事業戦略を策定することが先決と助言し、企業派遣専門家(中小企業診断士)の活用を提案しました。これ以降、中小企業診断士・川越敏昌先生とビジネスモデルキャンバス・工程表を活用して事業戦略策定から実行段階まで一貫した伴走支援を行っています。
知財面では、製品市場に即して外国特許権取得について助言するとともに、共同出願契約、共有特許権に関わるライセンス契約についても助言しました。事業戦略検討で浮上したPR活動・販路開拓の課題解決については、埼玉県よろず支援拠点の齊藤コーディネーターに連携支援を依頼しました。齊藤コーディネーターからはPR活動の心得と具体的行動についてご助言いただきました。
支援成果
安全部品も扱う企業として地域・自動車ディーラー・金融機関の認知が進み、企業価値が向上しました。支援予定日を期日として成果創出と方向性の確認を行い、上市後も臨機応変のビジネスモデルの軌道修正に貢献しています。知財面では、共同出願契約が締結され、外国出願補助金を利用して代理人を通じてPCT国際出願しました。想定されるライセンス契約に備え、知財ポートフォリオを作成し、運用を開始しました。知財活動の活発化に伴い、知財担当者が新たに任命されました。PR活動・販路開拓では、「アクセルブレーカーの自動車メーカー採用」をテーマに、行政、民間事業者、ドライバーらとの関係づくりに向けてアプローチを強化しました。
企業コメント
安全部品の開発を8年前から進めてきましたが、5年前からは埼玉大学との共同研究をスタートし改良を重ね、「暴走を防止する装置アクセルブレーカー」システムが完成しました。
INPIT埼玉県知財総合支援窓口、埼玉県よろず支援拠点には、PR・販売方法や特許に関するアドバイス等を頂いています。
窓口担当者コメント
2年以上の伴走支援において、事業活動のペースメーカーとしてうまく役立てていただいていると思います。同社の「暴走事故をなくしたい」という熱い思いが多くの人に伝わり、広くアクセルブレーカーが普及することを願ってやみません。
(清水 聡子)
後付け安全運転支援装置の事業戦略支援(157.4 KB)
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掲載年月日:2025年3月27日