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商標ブランドその他

季節の果実と野菜、ミルクに卵、野草や山の木々で作ったジェラートのブランディング支援

企業情報

所在地
徳島県勝浦郡上勝町
ホームページ URL
https://tonpuku.jp/
設立年
2024年
業 種
卸・小売業
従業員数
2人
資本金
-

企業紹介

 徳島県・山間部にある「ゼロ・ウェイスト(無駄や浪費をなくし、ゴミを出さない)宣言」を日本で初めて行った小さな町、上勝(かみかつ)町に、ジェラート「TONPUKU」の工房とお店があります。ブランド名の由来は、からだのどこかを回復させたいときに服用する「頓服(とんぷく)」という言葉です。「疲れたとき、傷ついたとき、元気を出したいときに、季節の果物と野菜、ミルクに卵、野草や山の木々でつくられたジェラートが、あなたの日常に寄り添い、明日への活力となるように。」という思いで、新鮮で質の高い旬の食材を使用し、素材が持っている味・香り・食感をぎゅっと閉じ込め、高揚感と満足感のあるジェラートをつくっています。

相談のきっかけ

 同社が、みかん栽培を営みながらクラフトジェラートの専門店を開業することを検討した際に、商標権の重要性を認識したことでINPIT徳島県知財総合支援窓口を訪問されました。

支援概要

 最初に、ブランド戦略の重要性、権利化までの過程、必要日数、費用等について説明し、理解いただいた上で、ブランド名を検討いただきました。
 ブランド名を「頓服」と決定されたものの、実際の表記として「頓服」,「とんぷく」,「トンプク」,「TONPUKU」,「tonpuku」等種々考えられている中で、ブランドとしての認知度を上げるためには表記を統一することが効果的であること等を助言しながら、より効率的な出願形態、使用実績の確保方法等について説明し、商標権「TONPUKU/頓服」を取得しました。(商標登録第6808102号)
 また当窓口が2024年9月にあわぎんBASE(阿波銀行本店営業部)のスタートアップショップを借りて実施した臨時窓口で、同社を支援成果事例として紹介し、県内での知名度向上についてもサポートしました。

支援成果

 同社はジェラート製造機器を導入した上で、2024年4月に実店舗を開店。その直前に商標の登録査定を受理できたことから、開店からブランド名を打ち出すことができました。
 引き続きSNSでの情報発信行うとともに、オンラインショップでの販売も開始しました。また、ふるさと納税の返礼品としても採用されました。
 そして、2024年11月には、徳島県他関係団体で構成される実行委員会が開催する「徳島チャレンジメッセ2024」の創業者等支援ブースで、商品の展示・販売を行い、ブランド名である「TONPUKU」を前面に出した広告宣伝を行いました。
 これらの行動を通じ売上実績も伸びています。

企業コメント

 商標登録の有無によって不利益が生じている事案を見聞きする機会が多々あり、将来的な展望を見据え、商標登録を検討していたところ、先に同窓口に相談し、商標登録を行った企業担当者様より紹介をしていただき、利用させていただきました。
 取得に当たり、何も分からないところからのスタートだったので、出願の方法や流れを丁寧に教えていただき、出願のサポートやフォローをしていただき、スムーズに申請を行うことができました。とても親身になって伴走してくださるので、また出願する際には相談させていただきたいと思っています。

窓口担当者コメント

 起業の決断から、開店・広告活動と精力的に活動されていることに感服しており、その行動の中で、商標権取得やブランド戦略という点で少しでもお役に立てているのであれば、幸いです。今後も必要に応じて知的財産権の活用について支援させていただきたいと考えています。 (岩田 治三)

季節の果実と野菜、ミルクに卵、野草や山の木々で作ったジェラートのブランディング支援(172.4 KB)

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掲載年月日:2025年4月10日

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