窓口支援事例
BIZIケアサポート
商標事業・経営

介護離職を防ぐ新規ビジネスの立ち上げ支援

企業情報

所在地
富山県高岡市
ホームページ URL
https://bizicaresupport.hp.peraichi.com/
設立年
2024年
業 種
医療・福祉
従業員数
1人
資本金
-

企業紹介

 当社は、企業従業員の親の介護問題についての外部委託の相談窓口として、人事担当者向け研修、従業員向けセミナー、社労士やケアマネジャーとの連携、介護休暇申請支援、家族の状況に合わせた個別プラン作成支援等、介護問題に対する迅速かつスムーズなサポートを提供し、従業員が仕事をしながら介護との両立を可能とする多様な働き方の取組をお手伝いします。

相談のきっかけ

 同社は創業前に、この新しいビジネスを始めるにあたって氷見市ビジネスサポートセンター(Himi-Biz)で経営者に刺さるアピールの仕方等の支援を受けられる中で、「それなりの準備・リサーチが必要である」として、よろず支援拠点とINPIT富山県知財総合支援窓口への相談を勧められ、これをきっかけに富山県よろず支援拠点と当窓口との連携支援がスタートしました。

支援概要

 富山県よろず支援拠点では創業の仕方、インボイス登録、社労士会との連携などについて助言し、当窓口では、相談者のビジネスモデルにおいて必要な契約について専門家(橋爪健一郎弁護士)とともに支援助言を提供しました。また、「どのようなサービスなのかをイメージでき、識別力のある造語のネーミングが望ましい」旨を助言し、同社はこれを受けてサービス名を「BIZIケアサポート」に決められたため、創業と同時に商標登録出願の支援を行った結果、商標権(第6906696号)を取得することができました。
 さらに、創業後の他社との提携相談に対して「知的資産経営」の考え方を示し、他社との提携の前に、同社が「BIZIケアサポート」への信頼を積み上げていくことで、「顧客とのネットワーク」という一番大事な「知的資産」を強くすることに注力するよう助言しました。同社はこれを受け、改めて営業活動や社労士会への連携提案活動に注力されました。

支援成果

 改正育児・介護休業法の2025年4月からの施行を控えて同社のサービスが現代社会から必要とされていることに加え、同社がサービス契約書を用意していたことや、事業名「BIZIケアサポート」の商標登録による保護にも取り組む姿勢によって、企業への営業活動や社労士会への連携提案活動の際にも信頼を得ることができ、この度従業員が600名近くいる企業と、「BIZIケアサポート」として初のサービス契約を取り交わすことができました。

企業コメント

 企業現場において介護離職を防ぐために仕事と介護の両立を支援する「産業ケアマネ」は、資格取得できても企業をどうやって啓発して契約に結びつけるかが課題であったため、「企業への啓発と産業ケアマネとのマッチング」を事業化することを考えました。これまで世の中になかったサービスで手探りでしたが、各支援機関に連携して支援していただいてここまで来られました。同窓口からいただいた、「今は自分自身の顧客とのネットワークという一番大事な知的資産を強くすることに注力するべき」との言葉は大切にしていきたいと思います。

窓口担当者コメント

 企業とその従業員への支援の実績と、社労士会との連携実績とを積み上げていくことで、「BIZIケアサポート」への信頼が醸成され、「顧客とのネットワーク」という一番大事な「知的資産」を強くし、それによって同社の目標とする「自分以外の産業ケアマネとも企業につないでいく」というビジネスモデルに近づいていくことを期待しています。 (林原 幹雄)

介護離職を防ぐ新規ビジネスの立ち上げ支援(162.5 KB)

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掲載年月日:2025年4月21日

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