窓口支援事例
株式会社nitorito
商標ブランド

創業支援及びブランド構築の支援

企業情報

所在地
山形県米沢市
ホームページ URL
https://nitorito.com/
設立年
2020年
業 種
製造業
従業員数
2人
資本金
300万円

企業紹介

 当社は2020年設立のアパレルメーカーで、「青文テキスタイル株式会社」から社内創業で立ち上げた企業です。ニットと織と=「knit to ori to」という言葉を組み合わせて「nitorito(ニトリト)」が誕生しました。「nitorito」という言葉から、ニットや織物のイメージを連想し、テキスタイルに馴染みのない方にも親しんでもらえたらと思っています。made in YONEZAWA に誇りを持って、山を越えて届けたいという決意のもと、この土地のものづくりを大切に、これからも米沢から発信していきます。

相談のきっかけ

 親会社である青文テキスタイル株式会社から、製造受託中心では商品販売開拓が難しいことから、神奈川からIターンしたデザイナーによる新たな自社商品化とブランド化を図りたいとの相談を受けました。

支援概要

 専門家(黒沼吉行弁理士)の助言を受けながら「nitorito」の商標(登録第6244625号)の取得支援を、専門家(永田宙郷ブランド専門家)の助言を受けながらブランディング支援を行いました。山形エクセレントデザイン2019でストール「山と月」が受賞し、2020年9月に親会社から社内創業・独立し「株式会社nitorito」の設立に至りました。

支援成果

 創業支援及びブランド構築支援の結果設立された新会社は、コラボ商品開発や販路拡大の効果もあり業績は順調で、設立2年目から2025年現在まで黒字経営が続いている状況です。
 INPIT山形県知財総合支援窓口と南陽市商工会の共催である知財経営セミナー(講師:永田宙郷氏)に参加いただいたところ、地域企業同士のつながりが生まれ、地元の米沢絨毯有限会社(米沢緞通・滝沢工房)とのコラボ商品の開発を開始し、「チェアラグ」や大物緞通などのデザイン・販売委託などに結びつき、商品の幅を拡大しています。販路としては2019年9月に渋谷区で開催された「ててて往来市」(永田宙郷氏共同代表主催展示商談会)に出展・販売したところ評判が良く、継続して「ててて商談会」へ参加し出店先やバイヤーとつながることで全国の百貨店などの催事にも参加できるようになり、販路の拡大につながりました。
 現在は、継続して永田宙郷氏とともに支援を行い、ブランドの方向性の確認や、ストールの生産工程で出る端切れを活用したリースやカードケースなどの製作、「アップサイクル」の考え方を普及させながらコラボ商品の複数開発・販売に着手されています。

企業コメント

 BtoC向けの知識が乏しい中でファクトリーブランドを立ち上げるには、様々なノウハウが必要でした。マーケティングやブランディングのアドバイスを受け、それを実践できる「ててて商談会」に参加できたことは、ブランドのスタートにとって大きな支えとなりました。

窓口担当者コメント

 親会社から社内創業した同社を支援できることを嬉しく思います。同社はセミナー等にも積極的に参加いただいており、地域企業とのつながりを得て多くのコラボ商品を開発されているため、地域活性化としても今後の展開が非常に楽しみです。 (川﨑 守)

創業支援及びブランド構築の支援(163.1 KB)

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掲載年月日:2025年4月21日

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